幅広い世代から支持を受ける親子丼。コクのある鶏肉に絡みつくフワフワな卵・・・一口食べただけでホッペが落ちそうになりますよね!
ここでは、雑学やレシピだけでなく「親子丼」にまつわるさまざまなエピソードをお届けしたいと思います。
親子丼とは?
割り下で煮た食材(鶏肉や玉ねぎ)を卵でとじてご飯にのせる・・・いわゆる丼料理の1つとされるのが「親子丼(おやこどん)」。卵丼では物足りないし、かといってカツ丼は重過ぎる・・・そんな時はヘルシーな鶏肉を使った親子丼で空腹を満たしましょう。
ちなみに「親子丼」という名前は鶏の肉(親)と卵(子)を使うことが由来。そんなことからサケ(親)とイクラ(子)をのせた丼も「海鮮親子丼」と呼ばれるようになりました。また、同じ調理法でも鶏肉以外の肉(牛や豚)を使うことで「他人丼(たにんどん)」へと変化します。
親子丼の歴史
親子丼は東京の人形町(日本橋)にある鶏料理専門店「玉ひで」が発祥といわれています。5代目当主・山田秀吉の妻「山田とく」が1891年に考案、当初はシャモの肉と卵をしょうゆとみりんで味付けするというシンプルな鶏肉料理でした。
そんな昔ながらの親子丼は、今でも「玉ひで」の看板メニューとして人気を集めています。シンプルながらに味わい深い・・・そんな老舗が織り成す最高の親子丼をぜひ堪能してみてください。
親子丼を作ろう♪
オムライス同様、フワフワの卵を維持するのって意外と難しいんですよね。
ここではそんなフワフワ卵にポイントをおきつつ、誰でも簡単に作れる美味しい親子丼のレシピを紹介していきます。早速、作ってみましょう!
材料*4人分
- 鶏もも肉150g
- 卵4個
- 三つ葉と天かす各適量
- ご飯2杯分
- 割り下(出汁90cc、薄口しょうゆ大さじ1、みりん小さじ1/2、砂糖小さじ2)
作り方
- 一口大に切った鶏肉にしょうゆ大さじ1(分量外)を入れ、下味をつける。
- 鍋に割り下と鶏肉を入れ、火にかける
- 2に天かすと卵を入れ、弱火で熱する。
- 卵が固まったところを木ベラで突っつくようにしながら大きく混ぜ、ぬれ布巾で鍋底の荒熱を取ったら「親子丼」の出来上がり。
*ぬれ布巾が半熟のフワフワ卵を保つ秘訣ですよ♪
海鮮親子丼を作ろう♪
親子丼は親子丼でも、ここでは鮭とイクラを使った「海鮮親子丼」を作ってみましょう。
このレシピを参考に、大自然「北海道」の味を堪能してみてください♪
材料*4人分
- 生鮭180g
- イクラ大さじ8
- 調味料(サケ大さじ1、みりん大さじ1、塩少々)
- ご飯適量
作り方
- 焼いた生鮭の骨・皮を取り、細かくほぐす。
- 1と調味料を入れた鍋を火にかけ、箸で混ぜながらそぼろ状にする。
- ご飯を器に盛り、2とイクラをのせて「海鮮親子丼」の出来上がり♪
親子丼の良し悪し?
丼ものといえば、サラリーマンが昼食に短時間でかきこむ・・・というイメージありませんか? そんな丼もイメチェンを果たし、今やOLさんがオシャレなカフェで味わう姿が見られるほど。
そこで、今回は意外と知られていない親子丼のカロリーや栄養分について、詳しく調べてみようと思います。女性は必見ですよ!
親子丼のいいところ
なんといっても低カロリー。丼物の中では最も低カロリーで、カツ丼と比較すると約2/3カロリーといわれています。また、鶏肉と卵の組み合わせから「良質タンパク質」をたくさん摂取でき、さらには玉ねぎに含まれるオリゴ糖によって腸内改善の効果も高まります。こう考えると、親子丼って実は「健康食」だったんですね♪
親子丼の悪いところ
親子丼の煮汁がしみ込んだご飯っておいしいからいくらでも食べれますよね?でも、この「ご飯の食べ過ぎ」にワナがあるんです。
ご飯をたくさん食べると、糖質の分解を促すビタミンB1を多く必要とします。このビタミンB1が不足すると、疲労物質(乳酸など)がたまり疲れの原因になることも・・・。