「棒々鶏」と書いて「バンバンジー」と読む。名前は知っていても、実際に作ったことはない・・・という人も多いのでは?
そこで今回は「棒々鶏(バンバンジー)」についてのさまざまな情報をお届けするだけでなく、簡単に作れるレシピから本格派レシピまでを一挙に公開します♪
棒々鶏とは?
国内の高級中華料理店では古くからメニューとされる、有名な四川料理の1つ「棒々鶏(バンバンジー)」。具材(蒸し鶏やきゅうりなど)にゴマソースをかけただけというシンプルな料理とは裏腹、料理人たちはそのソースを手間ひまかけて作っていました。
しかし、各食品メーカーから本格的な「棒々鶏(バンバンジー)ソース」が発売される現在では、一般家庭でも手軽に作れる料理として親しまれています。
棒々鶏の由来
鶏肉を柔くするために棒で叩いたことから名付けられた「棒々鶏(バンバンジー)」、作り方だけでなく名前の由来もシンプルな料理ですね。
ちなみに、四川料理として知られる「棒々鶏(バンバンジー)」ですが、本場中国(北京)での知名度はいまひとつ。また、蒸し鶏を手で裂くという日本の「棒々鶏(バンバンジー)」に対し中国では骨付き鶏肉のぶつ切りが使われ、さらに「怪味鶏塊」と料理名までもが違ってきます。この「怪味鶏塊」を直訳すると「変な味」、料理名に「変な味」って・・・恐るべし、中国。
棒々鶏を作ろう♪
さっそく「棒々鶏(バンバンジー)」を作ってみましょう。まずは料理初心者さんでも気軽に作れる、電子レンジを使った「棒々鶏(バンバンジー)」のレシピを紹介。どんなに料理が苦手な人でも、このレシピさえあれば簡単かつ美味しい「棒々鶏(バンバンジー)」が作れちゃいますよ♪
材料*4人分
- 鶏ムネ肉(ささみでも可)1枚
- クラゲ50g
- きゅうり2本
- トマト1個
- 調味料(塩小さじ1/2、薄切りしょうが2枚、ねぎ1本、サケ大さじ1)
- ごまダレの材料(練りゴマ大さじ2.5、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ3、酢大さじ1/2、ラー油小さじ1、ねぎのみじん切り10cm分、しょうがのみじん切り1片分)
作り方
- 鶏肉を入れた耐熱容器に調味料を加え、ふんわりラップをかけて電子レンジで約3分加熱する。
- 1を裏返し、さらに2分過熱したら冷ます。
- 水につけて塩抜きしたクラゲを茹で、食べやすい大きさに切る。
- トマトは半月切り、きゅうりと蒸し鶏は千切りにする(蒸し鶏は手で裂いてもOK)。
- 器に具材を盛り付け、材料を混ぜ合わせたごまダレを食べる直前にかけたら「棒々鶏」の出来上がり♪
本格派!棒々鶏のタレを作ろう♪
「棒々鶏(バンバンジー)」といえば、やっぱりあのゴマ風味のピリ辛ダレですよね? あのタレこそが「棒々鶏(バンバンジー)」の味を左右するといっても過言ではないでしょう。市販のタレもあるけれど、やはり1度は手作りしてみたい・・・という人のために、簡単かつ美味しくできるタレのレシピを紹介します!
材料
- 長ネギ1/2本
- ニンニク1片
- しょうが1片
- 赤唐辛子少々
- 練りゴマ大さじ2
- しょうゆ大さじ3
- 味噌大さじ1
- サケ大さじ1
- 砂糖大さじ2
作り方
- 長ネギ、ニンニク、しょうがはそれぞれみじん切りにする。
- 1と他の材料を混ぜたら「棒々鶏のタレ~本場Ver.~」の出来上がり♪
棒々鶏のタレを活用しよう
香ばしいゴマの香りとピリッとした味わい・・・こんなに美味しいタレを「棒々鶏(バンバンジー)」に留めておくわけにはいかない。ということで、他にも「棒々鶏(バンバンジー)」のタレが合いそうな料理を考えてみました。
まずは代表的なところで「しゃぶしゃぶ」や「サラダ」なんてどうでしょう? これはすでに「ごまダレ(ドレッシング)」が存在しますが、あえて「棒々鶏(バンバンジー)」のタレを使っても美味しいと思います。
また、「冷やし中華」なんかもいかがですか? 酢醤油ベースのタレで味わうのが一般的とされる中、たまには「棒々鶏(バンバンジー)」のタレで味わうのも美味。なお、この際は「棒々鶏(バンバンジー)」のタレを2~3倍に薄めて使うと美味しいですよ♪