天ぷらにはカロリーが高い、油っこいから控えめにしなければならないというイメージがあります。どれだけ食べるのが適量なのでしょうか?ここでは天ぷらに使われる食材の栄養についてお話したいと思います。これで健康に気を使う人やダイエット中の人も安心して食べることができますね。
食品は、4種類に分けられます。1日に必要な目安量は3:3:3:11といわれています。1600キロカロリーの人の場合、1600÷20=80キロカロリーを1点として240:240:240:880キロカロリーが目安となります。運動量の多い人は必要なエネルギーは必要な高くなりますし、家にいることが多い人ならエネルギーは少なくなります。これを4群点数法といいます。
糖質:1日のエネルギーの63~68%。
脂質:1日のエネルギーの25%。特に植物油や魚の油といった不飽和脂肪酸はコレステロールを下げる働きがあります。
たんぱく質:1日のエネルギーの12~13%。
塩分:1日10g未満。 食物繊維:1日20~25g。
コレステロール:1日300mg以下。普通の食事ではコレステロールは300mg摂っているといわれています。肉の脂身やバターといった飽和脂肪酸はコレステロールを上昇させます。
ほかにも卵を使う場合は1個で1点なので、1/4個で0.25点となります。こうしてみると野菜はたくさん食べることができるので、不自由しないと思います。問題は油をどのくらい使うのかになりますが、次の「天ぷらをおいしく作る」で触れたいと思います。
天ぷらを上手に食べるには、あらかじめ食べる分を決めておき、不足する栄養をほかの食事で補うようにします。たくさん天ぷらを食べたい人は
1. 運動しておなかをすかせる
2. 3食バランス良く食べる
3. 調理方法を工夫するようにしましょう。