天ぷらって油っこいイメージがありませんか?健康に気を使う人なら敬遠しがちな食べ物ですよね。けれど、旬の野菜なら栄養がたっぷり含まれていますし、作り方や食べ方によっては健康に良い食べ物になるんですよ。
天ぷら(天婦羅・天麩羅)は魚介類や野菜に衣をつけ、油で揚げたものをいいます。本格的に普及したのは江戸時代のことで、屋台で串に刺したものが売られていました。
のちに金ぷらといって、卵や高級な油で揚げた天ぷらが登場し、身分の高い人の食べ物となりました。そのなごりか、今でも天ぷらは高級料亭から大衆食堂まで広い範囲で出される日本料理です。けれど、本当においしい天ぷらというのは、贅をつくしたものばかりではありません。精進料理では五味五法五色といって、旬の食材の特徴を活かして調理してきました。野菜を使った天ぷらを精進揚げといいます。
現在でもこの考えは、地産地消といって各地方で採れた野菜を大切に食べていることが各地方で発展した郷土料理などで見られます。ですから、旬のものをその土地でおいしく食べるということは、とても大切なことなんですね。郷土料理として発展した天麩羅や家庭料理として親しまれている天ぷらたちです。その土地で採れた食材をおいしくいただこう、という気持ちがうかがえます。
天ぷらには熱い・高級・ご飯のおかずなどのイメージがあります。海外で独自に発展した料理も中にはありますが、もっと気軽に食べたい!と発展したのが変わり天ぷらともいえます。
食べ物には、熱・温・平・涼・寒という5つの性質と、酸・甘・苦・辛などの味覚があります。最近では、食べ物を使って体を改善するという考えが自然食を取り入れた健康法として広まっています。食べ物の性質を活かしながら上手に取り入れるのが、天ぷらの食べ方としても健康的な食べ方といえます。 そのため、このサイトでは
…をポイントに食材の基礎知識やレシピを紹介していきます。カロリーが高いから健康に悪い、と感じている人もいるかもしれません。けれど、魚介類や野菜をたっぷり食べられる天ぷらは本当に体に悪いのでしょうか?このサイトでは、体に優しい天ぷらとはどのようなものかを紹介していきたいと思います。