シャコ
江戸前寿司に欠かせない寿司ネタの代表格がこのシャコ。エビの仲間の割りに見た目はやや不恰好ですが、その食味は本家のエビにもおとらない・・いや、それ以上の旨さを見せてくれます。江戸前寿司の心意気が詰ったシャコを味わってみませんか?
シャコの一般知識
日本名/英名
蝦蛄(シャコ)/De haanまたはMantis shrimp
シャコの分類
エビ亜綱シャコ下綱シャコ目シャコ科
シャコの生態
シャコは広くはエビの仲間に属します。身体は普通のエビよりはむしろつぶしたザリガニといった形をしており、手にはハサミの代わりになにやらカマキリのような手をしており、これでカニなどの獲物を殴り倒して(ほんとに殴ります)しとめます。生存能力が異様に高く、今でも変わらず東京湾で獲れる江戸前のネタです。
シャコの旬の時期
◎ シャコのオススメ度
おいしさ
歯ごたえ
好き嫌い
価格
香り
★★★-- 3
★★★★★ 5
★★★★- 4
★★★-- 3
★★★-- 3
|
シャコは秋も終わる頃に産卵時期を迎えますが、この時期が最もシャコの美味しい時期といえます。旬のシャコはエビとはまた違う独特な旨みと甘みを持っています。
|
シャコの種類
シャコ
シャコそのものは数百種類もいるのですが、寿司ネタに利用されるシャコは数少なく、そのため寿司屋で普通にシャコと注文するとこのシャコが出てきます。大きく分けるとエビの仲間ですが、独特な味わいがあり今でも“江戸前寿司”で特徴的なネタとして供されます。
トゲシャコ
やや大きめのシャコ。食用にしても美味しいのですが、いかんせん日本ではなく東南アジアのほうの食材になります。
スジオシャコ
小ぶりのシャコの仲間ですが、やはり日本では獲れなく、中国などで食べられています。から揚げなどが一般的のようです。
シャコで健康!ヘルシー!
シャコに含まれている成分は、このような効果を齎してくれます。
美肌効果
シャコはコラーゲンが豊富です。ご存知の通りコラーゲンといえば美肌作用に効果ありの栄養分。よってシャコを食べると美肌効果を期待できます。
肝臓能力強化
肝臓の能力を強化・回復する際に使われるのがベタインという成分。このベタインは旨み成分としても作用するのでシャコ独特の風味はここに秘密があるのかもしれません。
その他
その他にも良質の蛋白質を含み、この蛋白質は同類であるエビやカニよりも品質が良いとされています。この蛋白質は身体作りの基礎となるもので、筋肉の増強などに役立ちます。
シャコの美味しい食べ方
シャコの握り寿司
シャコは生ではなく寿司にする場合も含めて茹でてからのものを使います。茹でることによってますます旨みも活性化しますし、衛生上の点からも生臭みを取るといった点からも茹でたほうが美味しく食べられます。
シャコの煮つけ寿司
普通シャコの寿司はそのまま茹でてしょう油で食べるのですが、茹でる際にすでに下味をつけたものもあります。また、しょう油ではなく煮ツメと呼ばれるタレを使用したシャコもあります。ただ、正当な江戸前寿司から外れますのでものすごくマイナーな握りかもしれません。
直感寿司占い・シャコ編
一番始めにシャコ(蝦蛄)の寿司ネタを選んだアナタはずばり「芯のしっかりしたタイプ」でしょう! シャコは見た目がエビに似ていますが、よく見ると昆虫っぽく、虫が苦手な方は疎遠がちになりますが、食してみると大変美味しい寿司ネタです。そんなアナタは行動や言動に一本芯の通った人物と言えるでしょう。曲がったことが嫌いであり、白黒をきちんとつけるまで妥協しない姿勢は立派と言えます。少々とっつきにくところもありますが、付き合ってみると気さくでよい方であるでしょう。ただ、柔軟な思考の必要な場面が苦手であり、一直線過ぎるため周囲が疲れることもしばしばあります。ときには折れることも大切でしょう。
シャコのお話
シャコのパンチ
シャコの前足はカマキリのような形をしているのですが、カマキリのように挟み込むといった使い方だけではなくシャコパンチを繰り出すのにも使われます。このパンチかなりの威力で、獲物は一瞬で意識がとぶことすらあるほどだとか。シャコを水槽で飼育しているとこのシャコパンチの「ビシッ!」という音が聞こえるらしいです。
コラム
薬味について
普通、寿司の生臭みを消すために使われる薬味といえばわさびですね。やはりその効果は抜群でほとんどの寿司の薬味にはわさびが使われることが多いようです。その他にもショウガやネギ、大葉なども使用されることが多い薬味です。こうやってみると、やはり生魚好きの日本人といえども生臭みは嫌いなようで、色々工夫されてきたことがわかりますね。
▲ トップページへ戻る
|