しそに含まれる成分には、すごいパワーを持ったものが沢山あります。ダイエットを始めたテレビ番組のリポーターが三田のしそ酢を愛用していたことから、その効果の一つに一気に注目が集まりましたが、いったいどんな成分や効果があるのかとても気になりますよね。
私たちがよく知っている「紫蘇(シソ)」には、赤い色の「赤紫蘇(あかシソ)」と緑色をした大葉とも呼ばれている「青シソ」があります。体に良いといわれて話題になった「荏胡麻(エゴマ)」も実はしその仲間なのです。しその葉は、カロリーがほとんどないのにビタミン・ミネラル・ポリフェノールなどの栄養成分がかなり豊富に含まれています。そのため昔から抗菌・防腐効果が高いと言われていましたし、風邪をひいた時や病み上がりのときなどにしそを入れた御茶やお粥などが食べられていました。市販のしそ酢には、赤しそを使ったものが多くありますが、自宅で作る際には青しそが使われていることも多くあります。赤しそは一年のうち春から初夏にかけての一定の時期にしか取れませんが青しそはほとんど一年中採ることが出来る地域が多いようです。青しそと赤しそに含まれる成分にはほとんど差はありませんが、赤しそは若干薬剤効果が高く、青しそは栄養成分が多く含まれているとも言われています。しかし、さほどの違いがあるわけではないので自分でしそ酢を作る際には自分の好みに合ったほうを利用するといいと思います。
シソに豊富に含まれる栄養素の中にはビタミンやミネラルなどが豊富に含まれているのが有名ですが、そのほか特に注目を浴びているのがロズマリン酸という成分です。このロズマリン酸は抗酸化作用の高いポリフェノールの一つです。ロズマリン酸には糖類が体に吸収されすぎてしまうのを抑制してくれる働きがあります。そのため血液中の糖の濃度に急激な変化を与えることがありません。そのためダイエットにしそ酢を利用する際には、このロズマリン酸の働きで炭水化物やお菓子などに含まれる加糖やブドウ糖を吸収せずにお酢のクエン酸サイクルによる体内の燃焼作用でより効果の高い、簡単なダイエットを目指します。また、通常のお酢に漬け込むのではなく「もろみ酢」に漬け込んでしそ酢を作ることもあります。このもろみしそ酢の場合、含まれる酸の種類が若干通常のお酢とは異なってきます。長続きさせることが大切ですから、好みに合わせて使いやすいものを選び、ダイエットや健康管理に役立てていくのが良いでしょう。また、梅干を漬けたときに使われるしそをお茶や水で割ってダイエット用などとして飲むこともあります。これも酸味の利いたシソを使っているため「しそ酢」と呼ばれることもあります。
自分でしそ酢を作ってみましょう。誰でも簡単に出来来ますが、作ってすぐにはなかなかしその成分がお酢に溶け出すまでに時間がかかります。漬け込んだ直後は酸味にほとんど変わりはないのですが、時間がたつにつれ酢の中にしその成分が溶け出して酸味が柔らかくなってきます。あわてずにじっくりしそ酢を漬け込んでくださいね。
酸味がきついと感じる場合には、大さじ1杯程度の黒糖を加えると酸味が和らぎます。そのままで使えますが、一回に50mlを越える量をそのままで飲むと胃を荒らしてしまう可能性がありますのでそういった飲み方は避けましょう。
しそ酢を使った料理はさっぱりとした爽やかさがあるのが特徴です。肉料理や和え物など色々なものに使うことが出来ます。食欲がないようなときにでもさっぱりと食べることの出来る、しそ酢を使ったメニューを簡単なレシピにしてみました。
Copyright 2006 suppin-kirei All Rights Reserved. |