果実酢というものがあまり知られていなかった頃、バナナとお酢の組み合わせってちょっと不思議な感じがしました。しかし、バナナとお酢は本当に相性の良い組み合わせだったんです! ではバナナ酢とはどんな特徴をもった酢なんでしょうか。
バナナ酢に使われるお酢は一般的な醸造酢が使われることが多いようです。お酢は合成して作られる「合成酢」と様々な原料から作られる「醸造酢」があります。バナナ酢を初めとする果実酢に使うお酢は醸造酢に果物を漬け込んだり、果実を発酵させて作ります。こうして作られたバナナ酢も「醸造酢」の一つとして考えられていますが、手作りでばななを漬け込んだバナナ酢を作る場合は、穀物酢や高酸度醸造酢を利用します。黒酢にバナナを漬け込んで作る「バナナ黒酢」を作る場合には、黒砂糖から作った「黒酢」やサトウキビから作った「きび酢」にバナナを漬け込んで作ります。この黒酢やきび酢は醸造酢の中の「穀物酢」と呼ばれているお酢です。また、漬け込むバナナは長期間漬け込んでいるとお酢の酸でバナナの繊維が溶けて崩れてきます。崩れてしまっても成分に問題はないのですがボロボロになったバナナ酢では、料理やドリンクにして使う時見た目もあまりよくないですし、使いづらくなってしまいます。そのためバナナ酢に漬け込んだバナナは一定期間漬け込んだ後は取り出します。
バナナ酢がダイエットに効果があるものとして注目を集めているのには、お酢のクエン酸・アミノ酸のちからとバナナのペクチン・オリゴ糖などの働きがダイエットに最適なものばかりだからではないでしょうか。お酢はもともと血液の流れをよくしたり、疲れを取ってくれる効果があることで知られていますが、毎日続けてお酢を摂取するのはちょっと大変です。そこでばななをお酢に漬け込むことでバナナに含まれる糖分がお酢に溶け出し、酸味を和らげて使いやすくしたものがバナナ酢です。バナナにはちょっともちもちっとした食感がありますよね。これは、バナナに含まれる「ペクチン」という糖の一種でゼリーのように粘着性のあるもののせいなのです。ペクチンには食物繊維が大変豊富に含まれていて、腸の働きを整えてくれ便秘解消にも役立ちます。お酢のクエン酸には、体内の老廃物を排泄するのを助けて効率よく燃焼させてくれる「クエン酸サイクル」によって、疲労回復にも大変役立ちます。スポーツ選手がクエン酸を日頃から愛用していることでも、そのパワーはよくわかりますよね。バナナの整腸作用とお酢の疲労回復・燃焼効果が合わさり、肌荒れや便秘解消にも効果的なんてうれしいですよね。ダイエットにも健康維持にも役立つ成分が凝縮されたのがバナナ酢なのです。飲みやすいので、そのまま手軽に飲むことも出来ますし料理に使えばバナナのほんのり甘い香りがコクと旨みを引き出してくれます。
バナナ酢がダイエットに効果的なのは、毎日続けやすいことにもあります。バナナ酢をダイエットに利用するとき、毎日摂取する目安にしたいのは15mlです。これは大さじ1杯程度の量ですから、水やジュースで割って飲んでも爽やかなドリンクとして毎日続けやすいですよね。しかし、注意したいのは早く効果を出したいからといって量を増やしても効果が早く現れると言うことではありません。無理なく長期間バナナ酢を採り続けていくことで体質改善にもなりますので、あせらずに自分のペースでバナナ酢を利用していくと良いでしょう。
バナナ酢は通販で販売されていたり、お店で売られているのを見かけることもありますが、自分でも簡単に作ることが出来ます。自分の好みにあった香りや味のお酢でバナナ酢をつくれますので、より一層自分にぴったりのバナナ酢を簡単に作ることが出来ます。ここでは黒酢で漬けたバナナ酢の作り方をご紹介します。
取り出したバナナを軽く潰してヨーグルトに入れると美味しいデザートとして食べることが出来ます。また、バナナケーキに入れるのもとっても美味しいので是非試してみてくださいね。
バナナ酢をドリンクで飲む場合、水やミネラルウォーターで割って飲む人が多いと思いますが、毎日同じだとちょっと飽きてしまいますよね。バナナ酢をつかったデザート感覚のドリンクも簡単に作ることができますので是非色々試してみてください。
牛乳を使ったシェイクにするとお腹にしっかりした満足感がありますので、ダイエットにも効果的です。朝ごはんなどにぴったりです。牛乳でお腹がごろごろする人は豆乳でつくってみるのもお勧めです。バナナ酢の飲み方を色々変えるのがダイエット成功の鍵ともいえますね。
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