おいしいスイカの見分け方
最近のスーパーではスイカの糖度を表示しているところがほとんどですね。
それはあくまでも甘さであって、中が空洞になっていたりシャリ感が満足行く物でなかったり、中の保証まではしていません。まして、家庭菜園で、自分で作ったスイカでしたら、糖度もどのくらい出ているかわかりませんね。
おいしいスイカの見分け方は。昔ながらの叩いた音で見分けましょう。
ポンポンと響く音がオススメです。鈍くボンボンという音は、中が熟れすぎている音か、中の実が崩れている音です。ピンピンという張りのある高い音のときは、まだ食べ頃ではないスイカです。その他に見分けるポイントは、スイカの底の部分、花がついていた部分が小さいものを選びましょう。
おいしく食べるにはこうしたスイカを選び、あまり冷やしすぎないようにして食べましょう。冷えすぎていると甘みが感じなくなります。
スイカの切り方
スイカに包丁をいれるときは、表面の皮の縞部分を避けて包丁を入れると、切った断面に種が出なくてきれいに見えると言われています。黒い縞部分の下に、種があると言われているからです。スイカの甘さは、中心部に集まっています。
切り分けた全部のスイカに、中心部分がくるように切り分けましょう。
スイカに塩をかけると甘い?
スイカに塩をかけて食べる人は意外に多いものです。スイカが甘くなるからだと言うでしょう。答えは……スイカが甘く「感じる」ようになるのです。味の対比効果といい、違う味を合わせたときに、片方がもう片方の味を強調させることをいいます。甘いあんこに塩を入れることで、さらに甘さを感じるのと一緒です。元々甘いスイカに少量の塩をかけることにより、より一層と甘みを感じるようになるのです。
スイカは果物? 野菜?
スーパーに行くと、果物のコーナーにあるスイカは果物なのでしょうか。
それとも野菜なのでしょうか。こんなことを書くということは、すでに果物ではないと言っているようなものですが、農林水産省の定義では、スイカは「果実的野菜」と分類されています。スイカの他に、メロンや苺も「果実的野菜」に分類されます。
私たちは無意識のうちに、デザートになるものは果物というイメージを持っています。野菜というと、「食事」のイメージがあるからでしょうか。
農林水産省での分類の仕方は、1年で終る草本類から収穫されるものは野菜、長い間に渡り、木に実をつけるものは果物と定義しています。
それらを考えると、やはりスイカは野菜なのでしょう。甘くてジューシーなスイカは、私たちの感覚でいえば、果物以外のなにものでもありませんね。