そろばんができる多くの人は、親に言われてそろばん塾に通いだしたのではないでしょうか。水泳やテニスなどのスポーツクラブとは違い、座って黙々とそろばんをはじくことを苦痛に思う子供もいるようです。
実際、嫌々通いだしたにも関わらず、気がつくと夢中になってそろばんをはじくようになります。そろばんは不思議なもので、最初は興味がなくても、徐々にのめりこんでいくものです。
活発すぎて落ち着きのない子供でも、そろばんを始めると、しっかりとのめりこんで練習したりします。電卓とは違い、自分で計算することの楽しさを実感できるからではないでしょうか。
昔の習い事の代表的なものは、そろばん、習字、ピアノなどでしたが、最近では学習塾をはじめ、体を動かすスポーツ系に通う子供も増えてきています。にも関わらず、そろばん塾はなくなりません。
世の中で、そろばん塾以外でそろばんを目にすることはなくなりましたが、それでもそろばん塾がなくならないということは、覚えるだけの価値があるからということになります。
多くのそろばん塾では、早い時間が級の低い生徒が通う時間帯で、上級者になればなるほど遅い時間帯になります。同じ教室でそろばんを学んでいる人達が皆、自分とだいたい同じレベルだということです。
周囲が真面目に練習に取り組むことで、自然に自分もそろばんに真剣になって取り組むことができるのです。最初は我慢しながらかもしれませんが、徐々に真剣になり、忍耐力も身についていくのです。
そろばんは、主に右脳を鍛えることができるので、頭のスポーツと言ってもいいでしょう。スポーツ選手の中には、中年と言っていい年齢になっても、現役選手として頑張っている人がたくさんいます。
常日頃からトレーニングを重ねているために、筋肉が衰えないからです。そろばんにも同じことが言えます。そろばんを続けていることによって脳を働かせ、常に活性化しているために、痴呆などを防ぐこともできるのです。
脳のトレーニング、頭のスポーツですね。体を動かすことも大切ですが、頭を使うことも大切なのです。普段左脳ばかりを使いがちになってしまうので、そろばんを練習して右脳もどんどん使っていきましょう!