じゃがいもコロッケ
じゃがいものコロッケは、コロッケのレシピの中でも定番中の定番ですね。外はサクサク、中はホクホクの熱々コロッケはとってもおいしいですね。
コロッケにかけるものはソース派、しょうゆ派、ケチャップ派といますが、自分がおいしいと思えれば何をかけてもいいのではないでしょうか。
コロッケの歴史
コロッケが日本に伝わったのは明治の頃です。コロッケの名前の由来は、フランス語のクロケットがなまったものです。クロッケーというスポーツの用具の形に 似ていることと、カリカリしているという意味のクロッカーからきているとされています。
大正6年には帝国劇場で上演された笑劇の中でコロッケの唄が歌われ、国民に大うけで大ヒットしました。これをきっかけに、コロッケは庶民の間でハイカラなものとして大人気を博しました。
手つくりコロッケ
手作りコロッケは買って食べるものよりも熱々でおいしいですね。時間はかかりますが手作りに勝るものはありません。
使用するじゃがいもは男爵薯を使いますが、メークインではいけないということもありません。
材料(8個分)
- 男爵薯 大きめ4個
- 合い挽き肉 150g
- 玉ねぎ 大きめ1/2個
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 少々
- コンデンスミルク(隠し味です) 大さじ1
- サラダ油 小さじ1
- 衣用の小麦粉、卵、パン粉 適量
- 揚げ油 適量
作り方
- じゃがいもの皮を剥いて一口大より少し大きめに切っておきます。
- 玉ねぎはみじん切りにします。
- ひたひたの水でじゃがいもを煮ます。フタをして強火で煮ましょう。
- じゃがいもが煮えたら粉ふきにします。水分をしっかりとばしておきましょう。
- じゃがいもを潰します。滑らかな口当たりが好みであればしっかりと潰し、じゃがいもの固まりが入っている方が好みであれば、フォークで粗く潰します。
- フライパンを熱してサラダ油をしき、玉ねぎに塩こしょうをして中火で透き通るまで炒めます。
- 玉ねぎが透き通ったら、挽肉を加えてポロポロとなるまで炒めます。
- フライパンに潰したじゃがいもを加え、コンデンスミルクを入れます。
- 8等分にします。フライパンの中で広げて筋を入れて分けると楽に分けられます。
- コロッケの形を作って完全に熱を冷まします。
- 冷めたら小麦粉をつけ、次に卵、パン粉と順につけていき、170度の中温の油でキツネ色になるまで揚げます。これでじゃがいもコロッケの出来上がりです。
じゃがいもコロッケのアレンジ
じゃがいものコロッケのアレンジとして、中の具材にコーンを加えてもいいでしょう。コロッケ作りに最適なのは男爵薯です。メークインだと水分量が多いので、出来上がりがベチャっとした感じになってしまいます。
基本的なじゃがいもコロッケのレシピで作ってももちろんおいしいのですが、ちょっとアレンジして スパイシーな感じにするために、ブラックペッパーを強めにきかせたり、ターメリックやクミンを入れるとカレー風味になります。バジルやタイムなどを入れてみたりと、アレンジの方法はいくらでもありそうですね。
失敗しない揚げ方
コロッケを作る段階での失敗とはどんなことでしょうか。形を作るまでは滞りなくできるでしょう。問題は揚げるときですね。
コロッケを作るときの失敗のほとんどが「破裂」ではないでしょうか。それでは破裂の原因は? まず原因の一つに挙げられるのが、じゃがいもをしっかり冷まさないで、熱いまま揚げてしまうということです。これは破裂の原因になりますので、衣をつける前にしっかりと冷ましておきましょう。もう一つの原因は、揚げ油の温度が急激に下がることにあります。一気に揚げたいからと、一度に油に入れてしまうと、急激に油の温度が下がります。これでは破裂させたくなくても破裂してしまいます。
焦らずに2 個ずつくらい、ゆっくりと揚げていきましょう。