じゃがバター
北海道といったらじゃがバター! 熱々のホクホクのじゃがいもに、トロリと溶けたバターが乗っていて、北海道の居酒屋メニューにはいももちと並んで必ずありますし、お祭りになると屋台でも売られています。
北海道のドライブインでも定番のメニューです。
じゃがバターとは
一般的に知られているじゃがバターは、熱々のじゃがいもの上にバターが乗っているものですね。北海道ではこれに塩辛が加わります。熱々のじゃがいもに塩辛……聞いただけでは倦厭されがちですが、食べてみるとじゃがいもとバター、塩辛の絶妙なコンビネーションに驚いてしまいます。
男爵薯で作られることの多いじゃがバターですが、北海道の家庭では、メークインで作られていたりもします。
超簡単!じゃがバターの作り方
じゃがバターの作り方。かしこまってお教えするほどのものでもないのですが、知らない人のために紹介しましょう。
材料は男爵薯とバターのみです。チャレンジしてみたい人は塩辛も用意しましょう。
作り方
- 新じゃがでしたら皮つきのままチャレンジしてみましょう。しっかりとじゃがいもを洗います。
- 皮付きが嫌な人は、じゃがいもの皮を剥きます。
- 濡らしたキッチンペーパーで包むか、ラップに包んで電子レンジで5~7分加熱します。
- 竹串を刺して、じゃがいもが柔らかくなっていれば出来上がりです。
- 皮に包丁で十字に切れ目を入れ、バターを乗せて頂きましょう。
- ラップやキッチンペーパーをはずして、トースターやオーブンで焦げ目をつけてもおいしくいただけます。
- やっぱりお勧めなのが塩辛です。騙されたと思って試してみてください。
じゃがバターのアレンジ
とってもシンプルで簡単にできるじゃがバターのアレンジとして、電子レンジから出したじゃがいもをアルミホイルで周りを包み、切れ目を入れたら塩少々とマヨネーズ、バターを切れ目に乗せて焼きます。
ちょっとのアレンジで益々おいしく変身しますよ。
いもの塩煮
北海道の人たちのお昼ご飯として、ときおり食卓に出されるのがいもの塩煮です。多くはメークインで作られ、じゃがバター同様、バターで食べたり塩辛をのせて食べたりします。作り方も、じゃがいもを塩で茹でるだけですのでとても簡単です。
キャンプなどでは、余った塩煮をアルミホイルで包んで火にくべて、焼いて食べるのもまたオツなものです。
粉ふきいも
基本的にはいもの塩煮と一緒です。じゃがいもの表面に粉を吹かせて仕上げます。
メークインは水分が多いのですが、男爵薯で作りますのでホクホク感がとてもおいしいじゃがいも料理になります。
作り方
- 皮を剥いたじゃがいもを鍋に入れ、ひたひたにかぶるくらいの水を入れて煮ます。
- 沸騰してきたら塩を適量入れ、じゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。
- 煮崩れる前に火を止め、フタを使って鍋の中の煮汁を捨てます。
- 鍋からフタを少しずらしてすてましょう。このとき、しっかり水分を捨てなければ、仕上がりが水っぽいものとなります。
- 再び鍋を火にかけます。このときフタはしたままにします。
- フタを抑えながら鍋を揺すって、中の水分が全部飛ぶまで火にかけます。
- 水分が全部なくなったらフタを開けてみましょう。見事に粉をふいたじゃがいもの出来上がりです。
- そのまま食べてもバターをつけてもおいしくいただけます。
子供が夏休みや冬休みなどでいつも家にいるとき、給食のありがたみを実感する人は多いです。何より頭を悩ますのが昼食です。毎晩の献立にも悩むのに、毎日の昼食も用意しなければいけません。そんなときに活躍するのがじゃがいもです。
じゃがバターにしたり、いもの塩煮ににたり、子供達は大喜びで食べてくれます。栄養も満点で満腹感もバッチリなじゃがいもは、北海道のお母さん達にはとても重宝される野菜なのです。多く作ってしまったら、潰してサラダにすることもできます。じゃがいもはとっても便利な野菜なのですね。