じゃがいもの選び方
スーパーや八百屋さんでじゃがいもを選ぶときに、何を基準に選んでいますか?
じゃがいもの選び方は種類によっても選ぶポイントが違い、どれも同じではありません。上手に選んでおいしく食べましょう。
基本的な選び方
基本的にチェックするところは、じゃがいもに傷がなく、ふっくらとして重みがあり、表面にシワがよっていない物を選びましょう。見た目の色も重要です。
じゃがいもは光に当たると簡単に緑がかってしまいます。光にあたることで発芽も促されてしまいます。じゃがいもの芽や緑に変色してしまった部分にはソラニ ンというアルカノイドという成分が含まれます。ソラニンを含んだ緑の皮や芽を食べると、お腹が痛くなったりめまいを起こしたりし、最悪の場合命を落とすこ とにもなりかねないので注意が必要です。
どんなじゃがいもを選ぶ場合でも、芽が出ていないものを選ぶというのは言うまでもありません。
用途に合わせた選び方
基本的なことは、まず購入するじゃがいもをどんな料理に使うかということです。
ポテトサラダやコロッケにするのであれば、煮崩れしやすい男爵薯などが向いていますし、メークインやホッカイコガネなどは煮ても崩れにくいので、カレーやシチューなどに煮込む料理に向いています。
こういう事柄をふまえてじゃがいもを選びましょう。
男爵薯の選び方
男爵薯やキタアカリなどは、大きさが中くらいのものを選びましょう。手に持つとズッシリと重量感のあるものがいいです。あまり大きすぎるものは真ん中部分がスカスカに空洞になっていたり、水っぽくなっていることがありますので、よく選んで購入しましょう。
ちなみに完熟すると、じゃがいもの表面の皮に編み目のような模様が出ます。
空洞のあるじゃがいも
じゃがいもの中心部が空洞になっているかどうかは、切ってみなければわからず、外見から判断するのはまず無理でしょう。
この空洞ができる原因は様々で、気象条件であったり、栽培する上での問題であったり、じゃがいもの種類によっても空洞になる度合いが違ってきます。空洞化して日数のたったものは、その部分が褐色に変色したり、中には黒っぽく変色しているものもあります。比較的、サイズの大きいものに発生する率が高い傾向にあります。
それでは、空洞のあるじゃがいもは食べてはいけないのでしょうか。じゃがいも自体は食べても問題ありませんが、空洞部分は口当たりも色合いも悪いので、取り除いた方が無難です。
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メークインの選び方
メークインやホッカイコガネなどは、大きさはあまり気にしなくてもいいでしょう。大きくても小さくてもかまいません。小さすぎると皮をむくときにちょっと大変なくらいです。
デコボコが少なく、表面の滑らかなものでシワのないものを選びましょう。
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じゃがいもの旬
おいしいじゃがいもを選ぶためには旬の時期を知っておきましょう。1年中スーパーなどのお店では販売されていますが、もちろん旬の時期があります。
北海道産ですと9月あたりで、その他の地域では11~3月が旬の時期になります。じゃがいもは春に発芽するまでは休眠の期間です。このときに糖化作用が進行して甘さが増えます。
要は日持ちがして取れたてのものという意味では秋が旬。甘みがあっておいしい旬は春先ということになります。
普段じゃがいもは頂き物で食べているので、自分であまり購入することはありませんでした。それでもスーパーでじゃがいもを選ぶときには、頂いたおいしいじゃがいもの見た目と同じような物を選んでいるつもりです。けれど、台所で半分に切るまでは本当に中がどうなっているのか分からないものですね。
ピーラーを使って皮をむくのですが、転々と黒く変色しているじゃがいもの多いこと……。もちろん黒い部分は取り除いて使うのですが、いざ半分に割ると真ん中が空洞になっていてスカスカだったり。そういうじゃがいもはほとんど食べられる場所がありません。こんなことが何回か続けてありました。
自分の選び方が悪いのか、たまたまスーパーにあったじゃがいもがそういうじゃがいもばかりだったのかは分かりません。