ザワークラウトは乳酸発酵させて酸味を出します。難しそうに聞こえるかもしれませんが、作り方は意外と簡単です。
聞き慣れない香辛料の名前も出てきますが、材料さえ揃えてしまえば簡単に作れます。
それでは早速自家製のザワークラウトを作ってみましょう。
料理の付け合わせだけではなく、ちょっとした箸休めとしても最高の一品です。
- キャベツ 1kg(中1個)
- 塩 24g
- キャラウェイシード 小さじ1/2
- ローリエ 2枚
- 粒胡椒 2粒
- 唐辛子 1本
- 水 200cc
- 好みでディルシードやセロリ
- すり鉢に粒胡椒を入れて粗挽きにし、その中にローリエをちぎって入れて唐辛子は種を取り除いてキッチンバサミで細かくして塩を加えます。ディルシードやセロリを入れる場合はここで入れましょう。
- ここまで混ぜたものに水を加え、しっかりと混ぜて塩を溶かします。これで香辛料の調味液が出来上がりました。
- きれいに洗ったキャベツを5mm幅ほどにザクザクと切ります。
- 香辛料の調味液をザク切りにしたキャベツに加えて液の中で軽くもみます。
- 容器に入れて重石をしましょう。
- 半日~1日ほどでキャベツの表面まで出た水分があがってきます。表面が空気に触れないようにラップでしっかりと覆い、最初の重石よりも軽い重石をします。
- あとは発酵を待つばかりです。20度前後の室温で5~7日、25度前後で3日くらい置くと発酵が進み、酸味が出てきます。食べ頃になりますので、その後冷蔵庫などで熟成させましょう。冷蔵庫で2週間ほどの保存が可能です。
- 食べるときは、よく絞ってから使いましょう。
本来、ザワークラウトは酢を使いませんが、即席の簡単に作れるザワークラウトの作り方を紹介しましょう。
酢を使っているので邪道かもしれませんが、作ってすぐ食べたいときなどはとても便利ですよ。
- キャベツ 1kg
- 塩 20g
- キャラウェイシード 小さじ1/2
- ローリエ 2枚
- 粒胡椒 2粒
- 唐辛子 1本
- 酢 50cc
- 砂糖 20g
- 白ワイン 30cc
- きれいに洗ったキャベツを5mm幅ほどにザク切りにします。
- キャベツに塩を加え、しんなりするまでもんで水気を絞ります。
- つぶした粒胡椒とキャラウェイシード、ちぎったローリエと唐辛子を混ぜます。
- キャベツに混ぜ合わせた香辛料を合わせ、弱火で火にかけます。
- キャベツから水分が出てきたら、白ワインと砂糖、酢で味をなじませて完成です。
上の作り方でもまだ手間がかかる、面倒という人には、究極の簡単ザワークラウトの作り方を紹介しちゃいましょう。
本格的な作り方ではありませんので味の方が多少妥協しましょう。
キャベツをザク切りにしたら、軽く電子レンジにかけてしんなりさせましょう。それに塩、酢、レモン汁を、味を見ながら加えます。最後にディルシードで香りを付けてできあがりです。ちょっと簡単すぎですね。
時間があるときは本格的に作ってみて、時間に余裕がなくてすぐ食べたいときは簡単な作り方でもいいかもしれませんね。
これまで取り上げてきたピクルスやアンチョビ、ザワークラウトですが、欧米の漬け物といいながらも日本でもけっこう食べられていますね。調べれば調べるほどインターネットでも情報やレシピなどが山のように出てきます。
これだけ日本の食生活の欧米化が進んでいるということでしょうか。日本人の舌に合うようにアレンジされたレシピも数多くあり、多くの家庭で欧米の漬け物が食べられています。
作り方も様々ですが、自分の好みの味にアレンジして、自分だけのオリジナルにしてしまってもいいですね。おいしくできたらお友達にもお裾分けしちゃいましょう。