ピクルスといえばきゅうりです。定番中の定番ですね。これが作れれば自分で本格的なハンバーガーも作れてしまうのではないでしょうか。
手作りだと販売されているようなピクルスにならないこともありますが、そこはご愛嬌ですね。
「トマトのピクルス」の項でピクルス液の作り方の紹介をしましたが、きゅうりのピクルスの場合、より市販されているものに近づけたいのであればもう1品材料が必要になります。
基本となるピクルス液の材料は水に酢やワインビネガー、塩、砂糖にローリエと唐辛子でしたね。上手に漬けるには市販の「ピクルス用スパイス」を入れるといいでしょう。このピクルス用スパイスの中身は、こしょう、オールスパイス、ディル(シード)、ニッキ、グローブ、ジンジャーなどが程よい加減でミックスされています。
市販のものを買わずに、自分でそれぞれのスパイスを調合して独自のものを作ってみてもいいでしょう。きゅうりのピクルスにはこのスパイスがプラスされます。また、使用する酢もホワイトビネガーがお勧めです。穀物酢や米酢を使用するとディルの香りが弱まります。
どうしてもこれらの酢しか用意できない場合は、水の量を減らしてください。酸度が高くないからです。
きゅうりのピクルスの作り方も簡単です。
きゅうりをよく洗い、10%の塩水に一晩漬けるか、塩で板ずりをしたあとに水をはったボールに入れておきます。きゅうりは硬くて新鮮なものを選びましょう。一晩塩水に漬けていたきゅうりの水分を十分に取り、保存する瓶に入れます。あとはきゅうりが全部かぶるようにピクルス液を入れます。きゅうりが大きくて保存する瓶に入らない場合は、塩水につける前に適当な大きさに切っておきましょう。
冷蔵庫に保管して1週間ほどで食べられるようになります。そのまま食べるのもいいですし、細かく刻んで料理の隠し味として使うのもいいでしょう。タルタルソースに混ぜて鶏南蛮にかけてもいいですね。あぁ・・・お腹がすいてきました。
うまく漬かりましたか? そのまま丸かじりもいいですがせっかくですからハンバーガーを作ってみませんか? レタスにトマト、薄く作ったハンバーグに手作りピクルス! 完全オリジナルハンバーガーです。周りのお友達の分も作って自慢しちゃいましょう!もちろんサンドイッチもいいですね。
日本では、サンドイッチにピクルスを入れるという習慣があまりありませんが、欧米では当たり前に入っています。サンドイッチにピクルスを挟んでいつもとは違うサンドイッチにしてみましょう。
ピクルスを作って食べ終わったあとの上手なピクルス液の使い方です。ピクルス液が濁っていなければもう一度くらいは使えますが、若干中身が野菜の水分で薄くなっているので酸味が弱くなります。捨てるのももったいないのでドレッシングに変身させてみませんか?
ピクルスを作った材料の風味が移っている場合もありますので、酢を足したりスパイスを加え足して使ってみてください。
きゅうりのピクルスを作るときのピクルス液の作り方がちょっとだけ違うように、様々なピクルス液のレシピがあります。
「トマトのピクルス」で紹介したピクルス液の作り方とは違うレシピを紹介しましょう。
- 水 1/2カップ
- 酢かワインビネガー 2.5カップ
- 砂糖 大さじ2
- 唐辛子 1本
- にんにく 1かけ
これをホーローの鍋などに入れて10分ほど煮詰めて、冷ましてから使いましょう。
- 水 1/2カップ
- 酢かワインビネガー 2.5カップ
- シナモン 3センチくらい
- 月桂樹の葉 2枚
- グローブ 3個
- 粒胡椒 5個
- オールスパイス 3個
同じく煮詰めて冷ましてから使います。
使う野菜によってピクルス液を使い分けられるようになれば、もうピクルスの達人ですね!