今の子供たちの中には、カリフラワーとブロッコリーの見分けがつかない子供たちがいます。
カリフラワーは緑に色がつく前のブロッコリーだと聞いたときは、驚くより先に笑ってしまいました。熟していないから白くて固いという理屈だそうです。
ピクルスは簡単にできるものですが、カリフラワーのピクルスは下ごしらえが他の材料に比べてちょっと手間がかかります。(手間というほどでもないのですが)
作り方も人それぞれ違い、カリフラワーを茹でてからピクルスにする人、茹でないで生のままピクルスに加工する人もいますが、軽く茹でてからピクルスにするのをお勧めします。
茹でてサラダやグラタンに使って、すぐ食べきってしまうのでしたらかまいませんが、ピクルスにするのであれば新鮮ないいカリフラワーを選びましょう。
そもそもカリフラワーとは何なのかご存知ですか? カリフラワーはキャベツの変種で花を咲かせることなく結球したものです。白いつぼみの部分を食用にします。
カリフラワーを選ぶときは丸く形が整っていて、つぼみの隙間もなく手ごたえのある重さがあるものがいいでしょう。品質のいいカリフラワーは水分を十分に含んでいます。
購入したら冷蔵庫の野菜室にいつまでもいれておかずに、茹でた状態で保存したほうが鮮度を保てます。
一房丸ごとピクルスにするには多すぎますので、サラダやグラタンにも使いましょう。
丸のままピクルスにすることはできませんので、カリフラワーの下ごしらえが必要です。上手な茹で方を学習していきましょう。
ピクルスを作る瓶に入るくらいの大きさにまで房を小分けにしなければいけません。
まずは根元に包丁を入れて葉を切り落とします。さらに芯の途中まで包丁を入れて手で小分けにしていきます。
このとき、房の大きさに注意しましょう。あまり大きいと瓶に入らなくなってしまいます。
5カップほどの水に大さじ1の小麦粉を振り入れましょう。泡たて器でかきまぜてから鍋を火にかけます。小麦粉がアクを取る役割をしてくれますし、表面を保護する役割も果たします。沸騰してから塩を入れましょう。小麦粉が入っているため、吹きこぼしに注意します。
熱湯の中に小分けにしたカリフラワーを入れて茎に串がすんなり通るようになったらザルにあけましょう。通常ピクルスを作る場合は、食材を茹でる場合は冷めてから使いますが、カリフラワーは熱が冷める前にピクルス液に漬けてしまいます。
カリフラワーのピクルスのレシピですが・・・作り方は上にある通りです。下ごしらえで房を小分けにして茹でたものを熱いうちに瓶に詰め、ピクルス液を注ぎます。熱いままピクルス液にいれるとよく漬かります。(カリフラワーは固さがあるのでこうします)
ピクルス液の作り方は「トマトのピクルス」の項にありますので、そちらを参照してください。瓶に詰めたら時々瓶を逆さまにすると均等に漬かります。
これは説明するまでもないでしょう。しっかり洗ったカリフラワーを小分けにして瓶に入れ、ピクルス液を注いで浸すだけです。歯ごたえのしっかりしたピクルスが出来上がります。食感を楽しみたいのであれば、茹でないでピクルスにしましょう。
水分をよく切っておくのを忘れないようにしましょう。どちらの作り方でも3時間ほどですぐに食べられます。
カリフラワーのピクルスは色が白いので、食べるときに寂しい感じになってしまいます。カリフラワーのピクルスを作るときに、他の彩のよい野菜も一緒に漬け込んでみてはいかがですか?
パプリカやセロリなどと一緒に瓶に入れてピクルスを作れば、彩りもきれいですし瓶そのものが食卓を飾るインテリアにもなってしまいます。器に盛った時の見た目もきれいになりますね。是非試してみましょう。