昔からお袋の味と言ったら味噌汁ですね。地域によって使う味噌も違いますし、出汁の取り方もそれぞれなので、作る人にとって味が全く違います。違う県同士のカップルが結婚して、味噌汁の味や濃さが違うとけんかになったりもします。
昔の日本の食文化を見ると、主食のご飯、そしておかず一品に味噌汁と、一汁一菜と表現されるものでした。大豆から作られる味噌は、昔の低蛋白中心の食事に対して、大事な蛋白源だったのです。汗などで塩分が消耗し、それを補うのに重要な役割を果たしていました。貧しい時代には、麦飯とやっと色がついているような薄い味噌汁に漬け物だけという頃もあったようです。今の時代からは考えられない食生活ですね。
味噌汁の具には様々なものが使われますね。魚介類や野菜、肉やその加工品などが使われますが、地域によっては驚くようなものを使ったりします。自分が驚いたのは、椎茸の味噌汁です。椎茸の風味が強く出ていて食べられなかった記憶があります。それからソーセージの味噌汁もあるそうですね。ちょっと自分は食べたことがないのですが、どうしてもみそ汁は家庭の味というイメージがあり、代わり種にチャレンジする勇気がありません。二日酔いに良いといわれているアサリやシジミの味噌汁は、体にもいいイメージがあり、よく作られているのではおみおつけ、おつゆとも呼ばれる味噌汁ですが、あなたの家ではどんな具の味噌汁を作っていますか?
それではさっそくサイトのご案内をしていきましょう。全国の味噌汁やためになるだし、味噌汁の雑学などが盛りだくさんの構成になっています。
通常、味噌と言えば大豆ですが、豆味噌の他にも米から作られる米味噌、麦から作られる麦味噌を紹介しています。どの地方で作られて、どんな色をしているのかを掲載しています。今はインターネットでお取り寄せもできる時代ですので、気になる味噌があったら取り寄せてみるのもいいかもしれませんね。
だしと言ったら思い浮かべるのは? 昆布だし? かつおだし? 味噌汁と言ったら昆布か煮干しでしょうか。昔はにぼしでだしをとり、お椀によそう時もにぼしを入れたままだったそうです。子供の頃、カルシウム補給のためだとか言われて、無理矢理食べさせられたという年配の方もいらっしゃるでしょう。この項では、味噌汁では定番の昆布だしや煮干しだしの他に、今更聞けない一番だし、二番だしのことも紹介しています。この「だしの種類」を知っていれば、味噌汁だけではなく、料理全般に幅広く活用できますね。
この項では、全国のその土地特有の味噌汁を紹介します。山形県の納豆汁などの一般に知られているものから、新潟県のスキー汁や茨木県のどぶ汁のように、名前すら初めて聞くようなものまで、様々な味噌汁を紹介しています。青森県のせんべい汁に自分は興味をそそられます。
この項ではだしの取り方のコツから味噌を入れるタイミング、具を入れる順番を学び、美味しい味噌汁を作るアドバイスをしています。ここで基礎をばっちり学んで、自分だけの家庭の味を作り上げていきましょう。
味噌汁がいつから飲まれ始めたのかを探っていきましょう。かなり昔からというイメージがありますが、いつ頃からだったのでしょう。また、味噌汁の栄養成分なども知っておくと便利ですね。昔は猫に与えるから「ねこまんま」と言われていた物も、バリエーションを変えて食べられています。そんなねこまんまの紹介もしています。このサイトを見て、味噌汁の達人になってみませんか?