パセリ【魔法の香辛料ノート】

パセリ

辛さ0
香り5
色付け1

料理の付けあわせぐらいでしか使うことのないパセリ。完全なる料理の脇役で、あまりパッとしたイメージはありませんよね?ですが、意外にもパセリには高い栄養と、色々な料理とマッチするという特性があります。滅多に食卓にあがることのないパセリではありますが、栄養、健康に気を使う現代の食卓には是非常備してほしい香辛料のひとつです。


パセリの使い方

主なパセリの使い方としては、料理に彩りを添えることが最も多いです。彩りとして、料理に振り掛ける場合には、多くの料理に使用することができ、特に洋食であれば基本的にどんな料理でもパセリは利用できるといっても過言ではないでしょう。生の状態でも、乾燥した状態のものと同様に彩りとして使うことがほとんどですが、それ以外にも、ブーケガルニとしてスープに入れたりして香り付けに使うこともできます。基本的に、香り付けに使用する場合は、生のパセリを使うのが最も理想です。

パセリと相性の良い食材

基本的にパセリは、彩りという点では、どんな料理にでも違和感なく使うことができます。それは、生であれ、乾燥した状態のものであれです。特に、乾燥した状態のパセリは、料理によっては和食でも使うことも可能でしょう。しかし、パセリがもっとも際立つ料理は、洋食です。また、その洋食と相性の良いタルタルソースやヴィネグレットソース、ラヴィコットソースなどのソース系の材料としても使用されています。また、ポタージュ系のスープ、グラタン、シチューにも最適です。

パセリによる効能

パセリは、あまり一気に摂取することのない香辛料であり、野菜ですが、その栄養価はけして低くはありません。寧ろ、高いといえます。しかし、パセリを1日に大量に摂取することは難しいといえます。ですが、毎日食べるサラダにパセリを振り掛けるだけで、サラダに含まれる栄養のバランスが整うので、ぜひサラダにかけるという習慣をつけた方が良いかと思います。
栄養の面だけではなく、パセリには、消臭、除菌などにも効果があります。料理を食べ終わったあとに、口臭が気になるようであれば、付け合せのパセリを食べると良いです。

パセリを使った料理のレシピ

イタリアンパセリペースト

素材

イタリアンパセリ

オリーブオイル

ニンニク

  分量

50g

50g

3~4片

少々

1) イタリアンパセリをきれいに洗い、ふきんに包んでパンパンと叩いてしっかりと余分な水分をとっておきます。

2) パセリに付着した余分な水分を取り除いたら、フードプロセッサーに、荒くみじん切りにしたニンニク、オリーブオイル、塩、イタリアンパセリの順番で材料を入れて、ご自分の好みのなめらかさにします。自分好みのなめらかさになったら、出来上がりです。

3) 保存方法は、真空パックに入れて冷凍保存するのがオススメです。もし、問題ないのであれば、製氷皿で作るのも使う時に、手軽で便利かもしれません。

パセリとじゃがいものスープ

素材

パセリ

バター

じゃがいも

玉ねぎ

固形スープ

牛乳

生クリーム

コショウ

  分量

50g

大さじ1

2個

1/2個

2カップ

1個

1カップ

1/4カップ

少々

少々

1) まず、じゃがいもと玉ねぎをそれぞれうす切りにしておきます。

2) 鍋に水をして温めます。鍋のお湯に固形スープの素を入れて、スープのもとが溶けきったら薄切りにしておいた、じゃがいもと玉ねぎを鍋に加えて、じゃがいもと玉ねぎが柔らかくなるまで煮ていきます。

3) 熱したフライパンにパセリの葉とバターを加えて炒め終わったら、鍋に加えて5分煮てから、ミキサーにかけます。

4) 仕上げに、鍋の中に牛乳と生クリームを加えて味を調えたら完成です。

コラム

今では、パセリは料理において、メインになる食材ではなく、基本的には脇役、単なる彩りとして添えられる程度の存在になってしまいました。しかし、古代ローマ時代になどには、アスリート大会などの勝者にささげる花冠に使用されたり、霊的な効果のある特別な食材として扱われたりしていました。また、パセリは神話にも登場しています。このように、パセリは現在の扱いからは想像もできないほど特別な存在でした。しかし、だからといってパセリは、地味な食材ではありません。効能はご説明した通りに、とてもパセリは優秀な香辛料です。ですので、パセリを食卓の名脇役として、常に食卓に置くようにしてはいかがですか?



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