オレガノ。名前は聞いたことがあるのに、「使い方は?」と尋ねられるとちょっとすんなりとは回答できませんよね。ですが、オレガノにはきちんと適した食材、適した料理があり、適した料理に使うととっても美味しい料理に仕上げてくれる便利な香辛料です。また、香辛料として以外にも、ハーブやアロマオイル、として花を育てるまで、オレガノは色々な楽しみ方ができます。
オレガノの使い方
香りの強い香辛料といえます。ですので、肉の臭みとりなどに使用されることが多いです。特にオレガノは、ロースト料理(あぶり焼きや蒸し焼きにした料理)には欠かせない香辛料で、オレガノのホールを肉の臭み取りに振りかけて、仕上げにホールのオレガノを削り落とすと、非常に仕上がりの香りが良くなります。
しかし、使い方によってはオレガノの香りを損ねてしまうこともあります。それというのは、オレガノはバジル、マジョラムとの一緒に使った場合です。特にマジョラムは、オレガノと似た香りがするのでマジョラムとオレガノの併用は避けてください。
オレガノと相性の良い食材
オレガノが良く使われているのは、イタリア料理と地中海料理です。その中で、オレガノと相性の良い食材は、肉料理とチーズ料理です。ですので、オレガノは、ピザやスパゲティ、ビーフシチューには絶対に欠かせない必須の香辛料といえます。また、オムレツやドレッシングの材料としても適しています。また、自家製のウスターソース、ケチャップソースを作る時にも、オレガノは欠かせない香辛料です。特に、オレガノはトマトとの相性がよく、ケチャップには欠かせません。もちろん、通常のトマト料理にもオレガノを加えると、一味違ったトマト料理が出来上がります。
オレガノによる効能
オレガノの効能としては、風邪、気管支炎、頭痛、生理痛、口内炎、消化不良、腹痛、疲労倦怠などに効果があります。しかも、オレガノはこれらに対してとても強い薬効があり、逆に使用量を考えなければならないほどです。またオレガノは、肉体の内部だけではなく、外面、精神的な部分に対しても効果があります。特に、精神的な疲れが溜まっている場合には、オレガノのオイルを入浴剤の変わりに使うと、とてもリラックスできます。また、同じくオイルでのマッサージは、ねんざなどに効果があります。その他、オレガノは、にきびなどにも効果があるとされています。しかし、オレガノは妊婦さんには刺激が強いので、妊娠中の方はあまり使用しないようにご注意ください。
オレガノを使った料理のレシピ
なすとトマトのチーズ焼き(2人分)
なす(長なす) トマト 鶏もも肉 オレガノ オリーブオイル とろけるチーズ 塩 こしょう |
1本 大1個 1枚 適量 大さじ1 4枚 少々 少々 |
1) まず、下ごしらえとして、なすとトマトを薄切りにしておきます。次に、鶏もも肉は、お好みの一口大の大きさに切って、塩こしょうをしておきます。
2) 下ごしらえが終わったら、フライパンに切っておいたナス、トマト、鶏肉を並べます。きれいに並べたら、オレガノをお好みの量だけ振り掛けます。その次に、塩とこしょうも全体にふりかけます。そして、オリーブオイルをまわしかけたら、フライパンにふたをして、トマトの水分が出てくるまで火加減は、強めの中火にして、蒸し焼きにします。
3) 様子を見て、トマトから水分が出てきて、ぐつぐつといっていたら、火加減を弱火にして、鶏肉に火が通り、なすがくたっとなるまで、ふたをした状態で再度時間をおきます。火からおろしたら、チーズをのせて再びふたをして、チーズがとろけてきたところで完成です。
長ネギとベーコンのオレガノスープ
ベーコン 長ネギ ブイヨンの素 水 塩 醤油 オレガノ |
40g 1本 1個 600cc 少々 少々 小さじ1 |
1) 鍋に水を入れて、沸騰させておきます。
2) 鍋を火にかけている間に、ベーコンを大体1cm各に切っておきます。また、長ネギも約1cm幅で斜め切りにしておきます。鍋のお湯が温まったら、ベーコンと長ネギを入れて、火が通るのを待ちます。
3) ベーコンと長ネギに火が通ったら、ブイヨン、オレガノを加えます。そして最後に、塩、醤油でスープの味と整えたら完成です。
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