代表的なブラックペッパーやホワイトペッパーを含め、いくつかの種類が存在するペッパー(胡椒)。どれも同じ「コショウボク」と言う木から作られた香辛料で、異なるのは製法が違うと言う点だけです。世界中で最も使われており「スパイスの王様」と言っても過言ではないでしょう。性別・年齢問わず好まれ、今やMYマヨネーズと同様に自分専用のペッパーを持ち歩いている人もいる位です。
ペッパーの使い方
スパイシーさを出し、辛味と香りをつけるのに用います。辛さを強調させたい場合はブラックペッパーを、マイルドな香りを出したいならホワイトペッパーかグリーンペッパーを使用すると良いでしょう。ピンクペッパーは使い道がやや難しいですが、彩りとして添える事が多いです。他にもソースやケチャップの原料としても使用されており、普段食べている食材に必要不可欠な事が分かります。
ペッパーと相性の良い食材
ブラックペッパーは肉料理やスープと、ホワイトペッパーは魚料理やシチューなどの煮込み料理に適しています。用途が難しいピンクペッパーは鹿肉料理と相性が非常に良いです。基本的に、どの食材に使用しても問題はありません。
ペッパーによる効能
消化不良の促進や食欲を促す効果がありますので、体調が悪くて食事が満足に取れない人が摂取すると効果的です。腹痛の改善や体内のガスを排出し、新陳代謝の活性や血液の循環を促す働きも備えています。故に、ダイエットにも適した香辛料の一種と言えます。人体にとって特に悪影響は報告されていませんので、極端に大量摂取しなければ問題は無いでしょう。
ペッパーを使った料理のレシピ
ガーリックチキンのクリーム煮
鶏もも肉 ブロッコリー 玉ねぎ ホワイトソース マッシュルーム 牛乳 ガーリックマーガリン ホワイトペッパー 塩 生クリーム |
1枚 1株 1/2個 1缶 7個 大さじ3 大さじ3 適量 適量 適量 |
1) ブロッコリーを子房に切って茹でておき、鶏肉と玉ねぎ、マッシュルームを食べやすい大きさに切り分けます。
2) 熱したフライパンにマーガリンを入れて溶かし、鶏肉をある程度炒めてからマッシュルームと玉ねぎを加えて火を通します。
3) しっかり火が通ったらホワイトソースを加えて、煮だってきたらブロッコリーと牛乳を加えて滑らかにしましょう。
4) 塩とホワイトペッパーで味を整え、生クリームを入れてさっと混ぜれば完成です。
ペッパーチーズクッキー
小麦粉 チーズ バター 砂糖 ブラックペッパー 牛乳 塩 |
120g 80g 60g 20g 大さじ2 大さじ2 少々 |
1) バターを室温で戻してからホイッパーなどで柔らかくし、砂糖を加えて泡立てます。
2) しっかりと馴染んでもったりとしてきたら、ふるっておいた小麦粉とペッパー、チーズ、塩を加えて粉っぽさが無くなるまで混ぜます。
3) そこに牛乳を加えてまとまる位まで混ぜ、丸くひとまとめにしたら冷蔵庫に2時間置いておきましょう。
4) 生地を伸ばし、好きな型でくり抜いてから170度のオーブンで14分焼いて完成です。
ちなみに「柚子胡椒」と言う調味料がありますが、これは唐辛子と柚子の皮をブレンドしたものでペッパーとは全く関係ありません。今でこそたった100円で買えてしまいますが、遥か昔には金と同等の価値で扱われていた程の貴重品だったと言う歴史も存在します。
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