バジル【魔法の香辛料ノート】

バジル

辛さ0
香り5
色付け0

正式名称は「バジリコ」で和名「メボウキ」で知られる香辛料の一種、スパイシーでサッパリとした香りが食欲をそそりイタリア料理で多く用いられます。一般的に使用されている「スィートバジル」それより少し小さな「ブッシュバジル」が主流ですが、その他にも様々な種類が存在しています。


バジルの使い方

肉と一緒に炒めて臭み取りに使用、香り付け、ペースト状にしてソースとして利用される事が多く見られます。ペーストなどで処理しきれない場合、または保存したい場合は水洗いしてから水気をしっかり切り、陰干しにして乾燥バジルにして料理に使うと良いでしょう。乾燥剤と共にビンなどに入れて保存すればかなり長持ちします、仕上げにパラパラ乗せるだけで料理の味が全く違います。

バジルと相性の良い食材

タイ料理などのエスニック料理やイタリア料理に多く用いられる傾向が見られます。パスタやトマト料理、天ぷらなど非常に多くの食材や料理と相性が良いです。ソルベやケーキとも相性が良く万能な香辛料と言えましょう。

バジルによる効能

食欲増加や消化促進、殺菌作用や防虫効果、虫刺されや炎症症状の緩和など二効果があります。暑さが激しい夏に摂取する事でこれらの効果によって快適に過ごせる様になるかもしれません。リラックスや集中力を高める効果もありますので、勉強や仕事に集中出来ない時にもオススメです。
バジルには「メチルカビコール」と言う刺激物質が含まれていますので、あまり直接触れない様にしましょう。妊娠中の方や小さなお子様にはあまり使用しない様にしましょう。

バジルを使った料理のレシピ

バジルペースト

素材

バジル

塩コショウ

オリーブオイル

  分量

25g

少々

大さじ3

1) バジルをしっかり洗ってから水気を切り、すり鉢ですります。

2) オリーブオイルと塩コショウで味を整えれば完成です。

バジルスコーン

素材

小麦粉

牛乳

バター

バジル(乾燥)

くるみ

砂糖

ベーキングパウダー

  分量

100g

50cc

35g

小さじ1/2

少々

大さじ4

大さじ2

小さじ2

1) 小麦粉と砂糖、塩、ベーキングパウダーをフードプロセッサーで6回程回します。

2) 冷やしたバターを1cm角に切り、それを1に加えて同様に6回回します。

3) くるみも同様に加えて同じ手順を踏み、ボールに中身を移します。

4) 牛乳とバジルを加えてざっくりと混ぜて、手で半分に折って手で潰し・・と言う作業を数回繰り返してオーブンシートの上に乗せます。

5) 生地を6等分にし、200度のオーブンで20分焼いて完成です。

バジルパスタ

素材

パスタ

鶏もも肉

バジル

トマト

にんにく

オリーブオイル

粗引きコショウ

  分量

250g

1/2枚

12枚

3個

2片

大さじ1

適量

適量

1) 鶏肉を細長く切って塩コショウで下味をつけ、ニンニクを薄くスライスにします。

2) トマトは小さくカットしてからバジルを手で小さくちぎりましょう。

3) 熱したフライパンで肉を火が通るまで炒め、器にとって荒熱をとります。

4) 荒熱が取れたら更に細切りにし、フライパンでにんにくとオリーブオイルを炒めます。

5) にんにくから香りが出てきたらトマトを加えて中火で煮込み、タップリのお湯に塩を加えてパスタを茹で始めます。

6) 4を塩コショウで味を整えて鶏肉も一緒に煮込み、味が丁度良い様なら火を止めてからバジルをサッと炒めます。

7) 茹で上がったパスタを加えてソースと絡め、器に盛れば完成です。

コラム

バジルはインドやアジア、アメリカの熱帯地が原産。比較的育てやすいハーブですので基本的にはどこでも育ちます。実際、日本の一般家庭でも育てている人は多く見られます。一般的に使用されているスィートバジルとブッシュバジル以外にも、レモンに似た香りを放つ「レモンバジル」やシナモンの様な香りを持った「シナモンバジル」などがあります。その用途に応じて、適したものを選びましょう。
その名の通りバジルの種(シード)が最近ダイエットで話題になっています。どこかで耳にした人も多いでしょう。何故こんなに注目されているのかと言いますと、水を含むと30倍に膨れ上がり空腹感を抑えてくれます。様々な料理に入れても味を変えませんので問題が無く、しかもカロリーは非常に低いのです。更に、豊富な食物繊維によって便秘改善や糖質の吸収と言った効果も期待出来ます。



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