オールスパイスとは日本の名称で言うと、百味こしょう。ですが、数多くのスパイスを混ぜ合わせて人間が作り出した香辛料ではありません。オールスパイスは、あくまで自然界に存在する香辛料です。では、なぜオールスパイスなんて名称がついているのでしょうか?そんな疑問と、オールスパイスの使い方、レシピについてです。
オールスパイスの使い方
使い方としては、パウダーの状態でドーナッツの生地に混ぜ込んだり、マリネなどにそのままの状態で使ったりします。オールスパイスは、シナモン、クローブ、ナツメグの三種類の香辛料が混ざり合ったような香りをしており、甘いお菓子から、辛い料理にまでその使い道はとても広いのが特徴です。見つけたのはスペイン人ですが、原産地はジャマイカです。料理の調味料としても使われていますが、それ以外にも良い香りがするので、ポプリとしても使用されています。
オールスパイスと相性の良い食材
特別、食材を選ぶ香辛料ではありません。ソーセージやカレーやシチューの隠し味としても使えますし、ドーナッツやクッキーといった焼き菓子関係の香り付けにも用いられています。シナモン、クローブ、ナツメグの3つが交じり合った香りのするオールスパイスは、他の香辛料との相性もよく、オールスパイスだけでなく、他の香辛料も一緒に料理に使うとさらに深みのある料理を作ることができます。
オールスパイスによる効能
ポプリとしても使われることの多いオールスパイスは、食べることよりも、香りによる精神的なリラックス効果や、リフレッシュ効果が期待できます。また、吐き気や悪寒、消化不良にもオールスパイスは効果があり、さらに防腐、抗菌作用もあります。
オールスパイスを使った料理のレシピ
スパイスハニーケーキ
ホットケーキミックス 卵 無塩バター 牛乳 オールスパイス シナモン ナツメグ はちみつ ショウガ バニラエッセンス |
1袋 2個 50g 80cc 40g 30g 20g 30g 1かけ 10滴 |
1) まず、バターを常温に戻しておき、クリーム状態になるまでかき混ぜます。
2) バターを混ぜているボウルとは別のボウルで、卵を泡立てたら卵の入っているボウルにクリーム状にしたバターを加え、さらにかき混ぜます。
3) もしこのときに、バターと卵がかき混ぜても分離しているようであれば、少しだけ温めた牛乳をボウルに加えて、さらに混ぜ合わせます。
4) すりおろしたショウガを、オールスパイス、シナモン、ナツメグを全てボウルに加えてよく混ぜ合わせます。因みに、全香辛料はパウダーか、ホールであれば砕いて入れます。
5) 混ぜ合わせたら、だまにならないように少量ずつホットケーキミックスを加えて、最後にへらでさっくりと混ぜあわせたら、仕上げにバニラエッセンスを加えてさらにざっくりと混ぜます。
6) あとは、生地を型に入れて、180度のオーブンで20分焼き上げれば、完成です。
野菜のスパイス炒めカレー風味
植物油 玉ねぎ にんじん ピーマン 小大豆もやし トマト ローリエ 塩 胡椒 オールスパイス コリアンダー ターメリック クミンパウダー ガラムマサラ チリパウダー |
大さじ1 小1個 小1本 3~4個 1/2袋 小2個 1枚 少々 少々 適量 適量 適量 適量 適量 適量 |
1) 玉ねぎは細切り、にんじんはいちょう切り、ピーマンも大体にんじんと同じ大きさに切っておき、トマトは乱切りにしておきます。
2) 熱したフライパンに油を敷き、玉ねぎをあめ色になるまで炒めていきます。このとき、にんにくを加えると美味しさが引き立ちます。
3) 玉ねぎがあめ色になるまで炒めたら、にんじんとピーマンを入れて炒めていきます。にんじんとピーマンに火が通ったら、もやしとトマトを入れてさらに軽く炒めます。あとは、オールスパイスなどの香辛料を好きな順番で入れていきます。
4) 炒め終わって、カレーの香りがしてきたら完成です。また、香辛料の分量、選択はお好みで調節、変更してください。
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