紙生活
紙の種類

紙の種類

紙には様々な種類があります。日本の伝統を代表する和紙をはじめ、ケント紙や上質紙、アート紙やコート紙などの他に、原稿用紙やインクジェット紙、のし紙や障子紙など、材質や用途別に様々です。

のし紙

のし紙を種類に入れるのはちょっと違うかもしれませんね。のし種類と言っても、祝いのしや仏のしに分けられて、しかもそのほとんどが印刷物なのですから。せっかくの機会ですからちょっとだけのし紙に触れてみましょう。

祝いのし

祝い事のあるときに使われるのし紙です。快気祝い、出産祝い、出産内祝い、結婚祝いなどです。快気祝いは何度もあることは望まれない祝い事ですので、5本の結び切りの水引のものを使います。

仏のし

祝いのしがめでたい赤と白を基調にしているのに対して、仏のしは悲しみを表わすために白と黒(グレー)が基調となります。即仏や香典返し、法事などに使われるのは白黒の結び切りの仏のしです。四十九日以降の法事によく使われるのが、グレーと金色の結び切りの仏のしです。表書きは「志」とします。

障子紙

障子紙といえば昔は和紙でした。時代劇などでのぞき見をするのに指を湿らせて穴を開けるシーンを見たことはありませんか? 現在では和紙の障子紙は最高級品になってしまいました。それに代わるのがレーヨンの障子紙です。現在、一番使われている障子紙になります。パルプの障子紙もありますが、価格は安いのですが強度も弱く、色も黄色く色あせやすいのが難点です。プラスチック製の障子紙もありますが、強度がある代わりに光りすぎるので、障子が醸し出すせっかくの雰囲気は出ませんし、音が反響するという難点があります。この他にもアイロンでつけることの出来るものや消臭効果のあるものなど、様々な障子紙がありますが、やはり日本人であれば和紙の障子紙を使いたい物です。

紙の分類

紙をどんな種類に分けていくか。果たして分けきれるでしょうか。色がついている紙、透ける紙、透けない紙、厚さもあるでしょうし模様の入った紙もあるでしょう。文章を書く専門の原稿用紙やプリンタに向いているインクジェット紙など、数えだしたらきりがありません。小学生の頃は模造紙で学級新聞を作ったものですし、作文をかくのに原稿用紙を使ったものです。次の項からは、そんな紙の中から以下の5つを紹介していきます。

和紙

日本文化の象徴ともいえる和紙。これは日本独特の紙です。和歴史や作り方、どんなものに使われているのかを紹介していきましょう。

ケント紙

ケント紙といえば、漫画家が漫画を描く用紙だというイメージしかないのですが、皆さんはどんなイメージをお持ちですか? 製図用やデザイン用として利用されていますがやはり色々な種類があるようです。

上質紙

主に印刷用として使われる紙です。用途は様々で、雑誌やチラシ、事務用伝票など、上質紙に印刷が施されて使用されています。

原稿用紙

小学生の頃、作文を書いた記憶は誰にでもあるでしょう。その際に使用されるのが原稿用紙ですね。200字詰めや400字詰めが一般的で、基本的な書き方もあります。その書き方についても紹介していきましょう。

インクジェット紙

インクジェット紙は水性インキがすぐ乾く上に発色もよく、インクもにじまないという特性があります。例えばハガキで比べてもらえばよくわかります。普通はがきとインクジェット用はがきを用意し、同じものを印刷してみましょう。プリント後の出来に雲泥の差があります。そんなインクジェット紙のことにふれていきたいと思います。

COLUMN

種類とはちょっと違うのかもしれませんが、幼い頃、よく折り紙で遊びました。母が折るようにきれいな鶴が折ることができずに、一生懸命子供の小さな手で折った記憶があります。折り紙を折ることにより、指先を使いますので脳の発達にいいそうです。幼稚園などで折り紙を折らせるのも納得がいきますね。今の子供達は折り紙で遊ぶということがあるのでしょうか。そして自分が大人になったとき、子供に折り紙の折り方を教えてあげることができるのでしょうか。


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