紙生活
紙飛行機

紙飛行機

幼い頃、広告を使って紙飛行機を折り、2階の窓や滑り台の上から飛ばして遊んだものです。どんな折り方がよく飛ぶか研究したりしました。近所に男の子ばかりでしたので、そんな遊びを自分も混じってよくしていました。懐かしい思い出です。

紙飛行機を分類

小さな子供が思い描く紙飛行機は、折り紙などの四角い紙を折って作る紙飛行機でしょう。大人が思い描く紙飛行機は、ケント紙などを切って作るペーパーグライダーなどのことではないでしょうか。紙を折って飛ばす紙飛行機は子供の遊びと侮るなかれ。競技大会まであるのです。中々奥が深いですよ。

折り紙飛行機

1枚の紙を切らずに飛行機の形に折って作ります。大会の決まりでは、ノリで貼り付けることも禁止されています。よく飛ぶ飛行機を作るためには調整飛ばし方にコツが必要です。まず、前から見て翼の重心がきちんととれているかをチェックします。翼がまっすぐでなければよく飛ばすことはできません。大きくよじれている場合は、机の端などで定規を使って直しましょう。飛行機の翼部分の後ろにちょっとだけ上に向けてひねりを入れるとよく飛びます。これを昇降舵といいます。左右対照にひねるのがコツです。試しに飛ばしてみましょう。やや下向きにまっすぐに飛ばしましょう。これでまっすぐに飛べばOKです。まっすぐ飛ばなかったりすぐに落ちてしまう場合は昇降舵が対照でなかったり、ひねりすぎだったりします。垂直尾翼がまっすぐでない場合もあります。次に上に向かって飛ばしてみましょう。飛ばしたときに高く上がってからゆっくり落ちてくるようであればうまくできた証拠です。飛ばしてすぐに大きく回ってしまい、すぐに落ちてくる場合は昇降舵のひねりを少しさげてみましょう。

ペーパーグライダー

同じ紙飛行機でも、こちらはケント紙を切ったり貼ったりして作る紙飛行機です。インターネットから型紙がダウンロードできます。作るときは速乾性のあるボンドを使うとしっかりと固まります。木工用ボンドはあまり紙飛行機の接着剤としては向きません。よく飛ぶように調整するにはやはり翼の重心でしょう。バランスがとれていなければまっすぐ飛ばずにすぐに落ちてきてしまいます。

紙飛行機の作り方

実際に型紙をダウンロードして紙飛行機を作ってみましょう。使用する紙はケント紙です。カッターと速乾性のボンド、定規を用意しましょう。型紙から綺麗に切り取ったらここからが本番です。

胴体

ほとんどのものが胴体を数枚の紙を使って重ねて作るタイプになっています。芯になる胴体部分に、外側の部品を貼り付けていく作業になります。接着剤は付属のヘラでムラ無く均等に塗っていきます。翼を取り付ける部分には接着剤を塗らないようにしましょう。1枚貼るごとに胴体を紙に挟んで力を加えて押さえます。こうすることにより、バランスの崩れや乾いたあとの胴体のゆがみの原因となる余分な接着剤を取り除きます。胴体を張り終えたら6時間ほど乾燥させます。

翼をつける

よく飛ぶか飛ばないかは翼にかかっているといってもいいくらいです。翼の接着面を定規などを使って平らにしておきます。胴体と翼の接着面も平らでなくてはいけません。接着面も同じ高さになるよう調整しましょう。尾翼をつけてから主翼をつけます。しっかりと乾くまで待ちましょう。

重心

形が完成したら重心と揚力のバランスを合わせます。翼の中心部分でバランスをとり、重心が合っているかどうかチェックします。機首に傾く場合はカッターで少しだけ削ります。慎重に調整してみてください。

作るときのコツ

紙飛行機を作るときに使う接着剤は、乾いたときに硬化するものを使いましょう。紙飛行機がかなり強化されます。型紙から切るときには必ず定規をあててカッターを使いましょう。よく飛ぶ飛行機ができましたか?


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