紙生活
メディアとしての紙

メディアとしての紙

メディア、それは情報の記録やその伝達、保管などに使われるものです。メディアに紙を当てはめるとしたら、その対局にいるのは電子メディアではないでしょうか。現在、インターネットを利用刷る人の爆発的広がりはとどまることをしりません。

紙のメディアと電子メディア

この二つのメディアを比較すると、手軽なのは電子メディアでしょう。文字の打ち込みも素早くできますし、紙のようにコピーの必要もなしに一度に数人の人が閲覧できるというメリットがあります。反面、うっかりしていると保存を忘れてしまう場合もあります。紙のメディアですとコピーなどの面倒はありますが、捨ててしまわない限り保管しておくことができます。もちろん上からの書き込みもできますし、電子メディアのない環境の人でも数人で閲覧が可能です。ただ、問題となっているのはゴミ問題でしょう。一目見ただけの書類をすぐ捨ててしまい、東京都で出るゴミの大半は紙のゴミです。オフィスが多いのも原因の一つですが、環境問題を考慮しても問題視すべき事態です。

紙メディアは電子メディアよりも優位か

皆さんはどちらが優位と思いますか?長所と短所を比較してみましょう。

電子メディア

長所

  • 調べたいものの検索が簡単。
  • 動画に対応している。
  • 莫大な情報量がある。
  • データはメモリースティックなどに入れて持ち運びができる。

短所

  • パソコンにしろOHPにしろ、持ち運びが不便。
  • 使用する際には電源が必要。
  • 目が疲れやすい。
  • 一つのページしか表示できない。
  • 大きいページは全体を小さく映し出すか、部分的に大きく映し出すかしかできない。
  • 設置場所を選ぶ。

紙のメディア

長所

  • 携帯に便利。
  • 電源が必要ない。
  • 目の疲れが少ない。
  • 並べて一度に複数見ることができる。
  • 全体を把握しながら細かい部分も把握ができる。
  • 見る場所や置く場所に困ることが少ない。

短所

  • 電子メディアと違い、目でさがさなければいけない。
  • 静止画のみに対応。
  • 情報量が限られている。
  • データが大量の場合、重くて持ち運びが不便。

電子書籍

電子メディアと紙のメディアを比較してきましたが、どちらがいいのかは使用する本人次第です。では電子書籍はどうでしょう。電子ブックとも呼ばれていますが、PDAと大きさが同じもので、端末の中には数冊分もの本のデータを入れることができ、文庫本を何冊も持ち歩くよりは便利だと普及活動も行われました。しかし、文庫本を何冊も持ち歩いて電車の待ち時間に読む人は希でしょう。ページをパラパラめくったりするのを考えても、電子書籍よりも文庫本の方が読みやすいのは明らかですね。

身近なメディアの紙

私たちの周りには紙のメディアがあふれています。マスメディアや音楽メディア、マルチメディアだけがメディアではありません。「情報の記録や伝達」がメディアなら、紙も立派なメディアになるということです。

ノート

ノートも記録をしたりその伝達、保管という点では立派なメディアとしての紙になります。項目ごとに記録するノートを分けたりまた、閲覧も可能です。あとから情報を書き足すこともできますね。ノートも立派なメディアなのです。

付箋紙

付箋紙は別名ポストイットと呼ばれ、雑誌や本のしおり的役割を果たしたり、連絡用にメモを書いて貼っておくこともできます。剥がすときにもきれいに剥がせて跡も残らず、大変便利なメディアといえるでしょう。

新聞紙

新聞紙は説明するまでもなく、テレビのニュース番組などのマスメディアの紙版のようなものですね。毎日の新聞から情報を得ている人も多いでしょう。紙の中でも代表的なメディアといえるでしょう。

紙ジャケ

紙ジャケという言葉は、若い人にしかわからないかもしれません。紙でできたCDなどのジャケットのことです。詳しくは「紙ジャケ」のページで説明しますが、こちらは中のCDに収録されている情報がおりこまれています。音楽メディアの中にも入るのでしょうが、紙のメディアに入れてもおかしくはないでしょう。

漫画・雑誌

漫画や雑誌も新聞紙とは違った紙のメディアといってもいいでしょう。情報の伝達や保管に当てはまりますね。


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