紙生活
付箋

付箋紙

付箋は別名付箋紙、ポストイットといい、本やノートに貼り付けてしおりのような役割をします。剥がした跡も残らないのが便利ですね。主に仕事でしか使われることのないようなイメージがありますが、付箋紙の使い方一つで中々便利なものなのです。

付箋とは

付箋はメモなどを書いて、一時的にノートや本に貼り付けることのできる紙です。しおりの代わりにもなり、粘着性が弱く、ノリが紙に残りません。最近ではパソコンのデスクトップ上で、この付箋の役割をするソフトも流行ってきているようです。

付箋の誕生

付箋が誕生したのはほんの偶然がきっかけでした。きっかけは1968年ですから今から40年ほど前になります。アメリカの科学メーカーの研究員が、強力な接着剤の開発をしているときに、偶然ですが、反対に接着力の非常に弱いものを作ってしまいました。何につけてもくっつかないこの接着剤の用途が見つからずにいましたが、同僚の研究員が本やノートのしおりに利用できないかと考えついたのです。この接着力の弱い接着剤の研究を重ね、1977年には遂に試作品が出来上がります。様々な企業の秘書科にこの試作品を配り、徐々に口コミで広がって行きました。1980年以降には、「ポストイット」という名前で世界中に広まり、世界100ヵ国以上の国で販売されるようになります。本来は黄色でしたが、今では様々な色のものが作られ、大きさも細長いものから大きいサイズまでバリエーションに富んだものになりました。余談ですが、先端に色が付けられた付箋は日本人の提案によるものです。

手帳型付箋

ちょっと大きめの付箋に紙でカバーのついている物で、手帳型になっています。携帯に便利で、メモを書いて本やノートの紙の面に貼り付けて目印にできたりします。紙のカバーがついているために付箋が痛みませんし普通の手帳としても使用できます。ビジネスマンなら1個は持っていたい一品です。

付箋のかしこい使い方

付箋は本やノートのしおり代わりだけではありません。剥がしても跡が残らないので色々な場所に貼れますので、それを利用してかしこい使い方をしてみましょう。

買い物管理

スーパーに買い物に行く前に、何を買うかチラシを見ながらメモに書く人は多いですね。それをちょっと大きめの付箋紙に書いて、金額も一緒に書いておきましょう。財布などに貼り付けておけば、会計の時に買い忘れに気づいて家に帰ってからまた買いにくるようなこともありませんし、その剥がした後の付箋紙をノートや家計簿にそのまま貼っておけば家計簿の記入の手間が省けます。

予定管理

子供のいる家庭では、学校から持ってくるプリントなどの手紙を冷蔵庫に貼っている家庭、多くないですか? サイズも大きいので重ねて貼っていて下の方のプリントの内容を忘れてしまい、学校行事や必要な持ち物をうっかり忘れてしまったりといった経験、ありませんか? 付箋紙に行事予定や持ち物などを書いて貼っておくと見やすいですし、用が済んだら剥がせばいいだけですので便利だとは思いませんか?

仕事の管理

仕事をしていて、次に何かをしようとしていて、忘れないように手元の紙切れにメモをしておく。それ自体も見るのを忘れ、挙げ句の果てにはどこかに飛んで行ってしまってメモまでもが行方しれず……なんてことありませんか? 付箋紙に書いてデスクに貼っておけば飛んでしまうこともありませんし、パソコンのモニターの横に貼っておけば嫌でも目に入るので、忘れることもないでしょう。また、デスクにいない人宛に電話がかかってきてメモを残す時、付箋紙を使ってメモにすると無くすこともないでしょう。確実に相手に伝えることができます。

オリジナル付箋

市販されている付箋紙じゃ物足りない、自分だけのオリジナルが欲しいという人のために、付箋に好きなデザインを印刷してくれる通販サイトがあります。自分の名前を入れたり店の名前を入れて注文を書いてもらう焼き鳥店や居酒屋など、多くの人がオリジナル付箋を利用しているようです。アイディア次第で色々なシーンで付箋紙を活用できそうですね。


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