紙生活
トイレットペーパー

トイレットペーパー

トイレに入ってなければ大変困る物……トイレットペーパーですね。個室に入ってもしトイレットペーパーが入っていなかったら悲惨なことになります。ふかふかの肌触りのものや、再生紙を使用したものなどがあります。

トイレットペーパーとは

トイレで使う紙のことです。昔は現在と違い、水洗トイレなどはなくて汲み取り式トイレが多く、新聞紙を切ったものや薄茶色のゴワゴワした紙が使われていました。高級品になると白くて柔らかい紙でしたが、それでもトイレットペーパーなどではなく、四角い紙を積み重ねた物がトイレに置かれていました。現在では下水道もしっかり整備されて、汲み取り式トイレの多い地域でも、水洗トイレ化が進められています。水洗トイレで注意しなければいけないことは、トイレットペーパー以外のものを流してはいけないということです。配水管を通って紙や汚物を流すために、水に溶けないものを流すと詰まってしまいます。トイレットペーパーは紙の繊維が水に触れるとバラバラになるようにできています。これがトイレットペーパーは水に溶けると言われる由縁ですが、これ以外の物や紙をながしてはいけません。一時的だからといって、トイレットペーパーをきらしてティッシュペーパーを使用するのは絶対にやめましょう。最近では水に溶けるティッシュペーパーもありますので、それを代用する分には問題はないでしょう。シングルの1枚ものと、ダブルの2枚重ねになっているものとがあります。

サイズ

トイレットペーパーのサイズは、ホルダーにかける関係上、そのサイズは標準化されています。日本のJIS規格では114mmに決められていて、芯の内側の直径は38mmのものが主流ですが、紙の芯の入っていない、ホルダーに細い芯棒を使用するタイプもあります。長さはシングルで60m、ダブルでは半分の30m前後になります。ロールの状態で直径120mm以下と決められていますので、大体のメーカーは直径110mm前後で製造しています。

トイレットペーパーの作られるまで

現在あるトイレットペーパーのほとんどが再生紙を使っています。どのようにつくられているのでしょうか。「紙のリサイクル」の項で、トイレットペーパーが作られるまでを紹介していきますので、そちらを参考にしてください。

業務用トイレットペーパー

業務用で大量にトイレットペーパーを消費するといったら、レストランやカラオケボックス、公衆トイレなどの人が多く集まる場所です。業務用トイレットペーパーは、簡易包装のためにダンボールに100個などで入れられています。また同じ業務用でも、トイレットペーパーの補充の手間を省くために、通常のものの8倍もの巻きのあるジャンボトイレットペーパーなどもあります。保管する場所があるのであれば、一般家庭でもこうした業務用を使った方が割安になりますね。

トイレを飾る

トイレに花を飾ったり、水洗トイレの水が出る所にガラス玉を散りばめたりして飾っている家庭は多いですね。棚をつけてトイレットペーパーを並べている家庭もありますが、最近では素敵なペーパーストッカーなどもありますので利用してみましょう。トイレットペーパーも、様々な柄の入ったものがあり、クリスマスなどではトナカイやサンタクロース、柊や星がプリントされたトイレットペーパーまで販売されました。香りのついているトイレットペーパーもあり、考えてみると贅沢品になってしまっていますね。ペーパーホルダーにもカバーをかけたり、様々な形のおしゃれなホルダーもありますので見ているだけでも楽しくなります。

COLUMN~間違った三角折りマナー

よくトイレに入るとトイレットペーパーの端が三角に折られています。三角に折られるようになった由来をご存じですか? とあるホテルで、清掃済みだというのを他のスタッフに伝える目印にしていたのが始まりだと言われています。要は「清掃済み」マークということです。これを会社のトイレや一般家庭でも三角に折っている人がいます。マナーだと思って三角に折っているのかもしれませんが、トイレを使用し、清掃してから折ったのでしょうか。違いますね。用を足して、手を洗う前、個室から出る前に折ったことになります。これではとても不潔になります。マナーでもなんでもありません。わかっている人は折らないでしょう。かえってマナー違反になってしまいますので、見てくれがいいので三角に折るよりは、使ったそのままにしておくのがマナーです。


▲ページTOPに戻る