包装紙
包装紙は物を包む紙のことで、新聞紙が包装紙の役割をしていた昔では、頂き物をすると破かないように丁寧にテープを剥がし、包装紙を保管していました。コレクションしている人もいたそうです。きれいな色に憧れる時代もあったのです。
包装紙とは
買い物をしたときや、贈り物を贈る時に品物を包む紙です。クリスマスやバレンタインデーなどに合わせた包装紙もあり、季節感を感じさせます。包装紙には様々なデザインがあり、デパートで使われる包装紙などにはデパートのロゴやシンボルマークなどが印刷されています。プレゼントなどにはきれいな包装紙でかわいらしくラッピングすると喜ばれるでしょう。包装紙の包み方もバリエーションに富んでいて、趣味でラッピングをしている人もいるくらいです。
包装紙の包み方
包み方の基本となるのは3つの包み方があります。紙の大きさを間違えると包みきれなくなってしまいますので注意しましょう。包み方には祝儀と不祝儀とがありますが、一般的な祝儀包みを紹介しましょう。紙の大きさの基本は、包む前に紙の上に包みたい物を置き、軽くかぶせてみて全部入るようであれば大丈夫です。箱を包む前提で説明していきます。
斜め包み
紙を広げて斜めに転がしながら包んでいく方法です。デパートではこの折り方をします。広げた包装紙の角に、斜めに箱を置いて包装していきます。このとき、余分な紙の部分はかさばらないように内側に折り込んでいきます。テープを貼る場所は1ヵ所で済むようにして包装します。包装紙の終わりは内側に折り込んで留めます。
合わせ包み
紙の取り方も包み方も一番簡単な包み方で、キャラメル包みとも呼ばれます。紙の中央に箱を置いたら、片方の端を1センチから2センチ内側へ折っておきます。包んだときにこの折った辺が中央に来るように紙を合わせておきます。位置が決まったら、端を折っていない方の紙を箱にかぶせます。紙がたるまないように、軽く引きながら端を折った部分が真ん中にくるように合わせます。合わせ目に沿ってテープで留めます。横の処理に入ります。箱に合わせてきっちりと折りましょう。
風呂敷包み
箱を回転させないで包むので、重い物、転がせない物を包むのに最適な包み方です。紙の中央に、斜めに箱を置きます。手前の角から中央に向かって箱にかけていきます。横の紙をかぶせるときに、箱の角と対角線で結べる位置に紙を内側に折り込みます。全部の紙を箱の角の対角線に合わせて折っていきます。全部折ったら中央にシールなどを貼って留めます。
包装紙のデザイン
包装紙には様々なデザインが印刷されています。クリスマスでしたら赤地に柊の葉のイラストのあるもの、シルバーやゴールドのシンプルなもの、バレンタインにはハートのイラストが入った紙などが使われます。バラエティショップなどでバリエーションに富んだデザインの包装紙も販売されています。見ているだけでも楽しくなりますね。模様の入った和紙を包装紙として使うのもおしゃれです。紙だけを包装紙に使うのではなく、オーガンジーなどを飾りとして利用すると華やかになります。
包装紙のダウンロード
インターネットから、ラッピング用のA4判サイズの包装紙をダウンロードすることができます。自分の気に入ったデザインを選んでダウンロードし、あとはプリンターで印刷するだけです。自分で絵を描くソフトを使ってデザインして使うのもいいですね。
COLUMN
以前、接客業をしていたときに、お客様が購入した商品をプレゼント用に包装して欲しいと頼まれることが稀にありました。口紅などの小さな、しかも筒とかではなく箱でしたので包みやすかったのですが、包装紙は元々がけっこう大きいものです。あらかじめ切っておけばいいのでしょうが、滅多に頼まれるものでもなく、毎回頼まれてからあわてて包装しを切ることの繰り返しでした。つけるリボンも、包装したものが小さいので中々きれいにつけられなくて苦労したものです。紙でよく指も切りました。あれって痛いんですよね。お客様の前ですから痛いともいえずに我慢したのも今ではいい思い出です。
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