紙
かみは私たちの生活には切ってもきれないものです。周りを見回すとどれくらいの紙がありますか?カレンダーもノートもティッシュペーパーも、全てでできています。改めて見回すと驚くほどのかみが生活の中に存在しています。
生活の中の紙
私たちの生活の中で、一番自覚を持って使っているのはティッシュペーパーやトイレットペーパーでしょう。昔でしたらしんぶんしでしょうか。かみ飛行機を折って飛ばしたり、女の子でしたらかみ風船で遊んだことでしょう。昔の赤ちゃんのオムツは布で作った布オムツでしたが、現在その多くはかみオムツに取って代わられています。
日本人と紙
昔、外国の人が言いました。「日本の家はかみでできている」と。壁紙、襖、障子、なるほど。言われてみると全部ではありませんが、その通りかもしれません。日本人だけではなく、世界中の人の生活の中で、かみはなくてはならない存在です。日本には独特の、和紙や折りがみ、千代がみなど、日本文化を表わすかみは数種類あります。
歴史、サイズ、単位について触れていきます。私たちが知らなかった歴史や、寸法表示のルールや坪量、連、連量などの、知らないことばかりで驚かされます。雑学的なことになってしまうかもしれませんが、興味深く読んでいただけると幸いです。
種類といっても一口では言い表せないくらいの種類があります。再生紙やコート紙、アート紙など。「種類」の項では、その中でも和紙やケント紙、上質紙や原稿用紙、インクジェットようしについて説明するので、ここではコート紙、アート紙、再生紙について少しだけ説明しましょう。
コート紙
新聞に入ってくる折り込みのカラーチラシの印刷に使われるかみです。「ちゅうせいし」や上質紙の表面を滑らかにするためにコート材を塗布してある紙です。カレンダーやポスター、パンフレットや雑誌のカラーページによく使われています。価格も比較的安く、写真もきれいに仕上がるのです。
アート紙
写真を多用する印刷物に使われます。カタログや写真集ですね。強い光沢があり、表面が滑らかでコートシよりも塗工の量が多く、印刷用のかみの中では最高級です。写真の仕上がりや、色の表現を重視した印刷に向いています。片面、両面、つや消しなどのアート紙があります。
再生紙
古いかみを再び使うために再生利用したものです。古いかみの配合が10%であろうと100%であろうと、少しでも古いものが入っていれば再生紙と呼ばれます。見た目が古めかしいものではなく、「じょうしつし」や「コート紙」、「アート紙」などにも再生利用されています。
「メディアとしてのかみ」ではノートや付箋紙、スポーツ新聞などの新聞紙やかみジャケ、漫画、雑誌などについて触れていきます。
包装用といえばほうそうしでしょうか。百貨店などでは自店のシンボルマークなどを印刷してあるほうそうしを使用していますね。「包装用のかみ」では敢えて別なカミを紹介しましょう。ダンボールとかみパック、かみ袋などを取り上げていきます。
身の回りの身近なカミを取り上げていきましょう。ティシュペーパーをはじめ、キッチンペーパー、コーヒーフィルター、女の子の必須アイテムのあぶらとりがみなどを説明していきます。
かみを使って遊ぶ方法はたくさんありますね。折りがみや千代がみ、かみ人形や男の子でしたら新聞紙を丸めてチャンバラの真似事などをするでしょう。「かみを使って遊ぶ」では、ペーパークラフト、かみ飛行機、裏技などを紹介します。
かみは木から作られていると知っている子供達はどのくらいいるのでしょうか。「環境問題」では、カミのリサイクルや森林との関係について考えていきたいと思います。これだけ生活の中に紙が存在している中で、それだけの森林が伐採されているのでしょうか。木はカミだけに利用されているわけではありません。住居や家具などにも使われています。環境問題については、一人一人が真剣に考え、取り組んでいくべき問題なのです。
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