今まで、変化球の理論や最新の変化球の解説などを説明してきました。読んでいる方としてはそろそろ「変化球の投げ方の解説にはいれよ」と痺れを切らしていることかもしれませんね。でも、ちょっと待ってください。実は、当サイトで一番言いたいことがまだ残っているのです。それがここで説明する、変化球を投げる前に(しておきたいこと)なのです。変化球を投げる前に、一度は目を通してもらえると嬉しいです。
変化球を投げるには、何より気にして欲しいポイントがあります。それが変化球はきちんとしたモーションを使って投げるということです。このサイトはもともと、体力が落ちても変化球を使うことによって、長く野球(投手)を続けて欲しい、という願いから作られています。それなのに無茶な投げ方をしてかえって肩を壊しては、本末転倒というやつです。ですから、まずは正しい投球法を身につけること。ただし、ここで言う「正しい投球法」とは、野球解説書そのままの美しいフォームの話ではなく、あなたの身体にあった投球法を身につけて欲しいと言うことです。
詳しい事は投球フォームを知ろうのページで紹介しています。
オーバースローなど上から振り下ろす投球フォームと、サイドスローなどの横から振り出す投球フォームでは変化球そのものが変わってきます。投げる角度が90度近くも変わってくるわけですから、同じ握り方で投球しても変化する方向がまったく変わってくるわけですね。その違いはそのまま変化球の威力にも関わってきます。つまり、オーバースローで威力を増す変化球と、サイドスローで威力を増す変化球があるわけです。そのあたりの事も、あとのページで紹介しています。
あなたがピッチャーなら言うまでもないことですが、肩・肘は投手にとって生命線ですね。ここでは肩について色々と紹介していくつもりです。どんなピッチャーでも、いきなり全力投球などしたら肩をおかしくしてしまいます。では、どのようにして肩をならしていくのか、ピッチャーにとって、「肩が出来る」というのはどういうことなのかなど、登板時に調子を整えていく方法について考えてみましょう。
変化球を投げるのはどの程度肩に負担をかけるのか、といった事はピッチャーにとって気になるところだと思います。回答は「投げ方による」としかいえません。無理をせずにきちんと投げていれば、変化球=肩に負担と言うことではないのです。では、どのような変化球の投げ方が肩・肘に負担をかけないのか、を考えてみましょう。詳しくは肩について知ろうのページで紹介します。長く野球を楽しむためにも、ぜひ読んでみてくださいね。
上の項目とかぶりますが、より大事なのがこちら、変化球を投げた後の肩のケアです。ピッチャーとして登板すれば肩にはかなりの負担がかかります。野球というゲームを楽しむからには仕方がないツケではありますが、そのツケの支払い方によって、投手生命にはかなりの差が出てきます。きちんとしたケアをほどこし、疲れを残さないようにしたいものですね。ここではそうしたピッチング後のケアについて、詳しく紹介していきます。身体、特に肩・肘のケアをきちんと行ってこそ、次の試合でも活躍できると言うものですね。
ピッチャーとして、一試合投げ込む事は、かなり身体に負担を強いる結果になります。投球前、投球後にきっちりとケアしたとしても、やはり何らかの違和感や、悪化したて故障する・・・といった危険は隣り合わせにあります。もしも、あなたがこうした感覚をおぼえたのなら、すぐに休養するべきです。どのような休養をおこなえばいいのか、アイシングの必要性とは、などといった心得についても、変化球を投げた後のケアのページで詳しく紹介しています。