めだかをしいくするのにいい水温は18〜28度です。40度近い温度でも大丈夫と言われていますが、あえて水を温かくすることもないでしょう。水の温度が20度以上になった5〜8月の間にめだかは産卵(さんらん)します。毎日10個以上の卵をうみます。
注意深く水そうの中を見ると、水草に卵がうみつけられているのが発見できます。メスがおしりに卵をぶら下げて泳いでいることもあります。卵をそのままにしておくと、他の大きなメダカに食べられてしまいますし、仮にかえってもフィルターにまきこまれてしまいますので、卵だけ別な入れ物にうつしかえなければいけません。別な入れ物にうつしかえたら、水草をたくさんいれてあげましょう。卵を観察して、イラストにしておきましょう。生まれる少し前の卵の中には、赤ちゃんめだかの目が二つできてきています。
卵がかえったら、あたえるエサは稚魚(ちぎょ)用のものをつかいます。つぶが大きいと食べることもできませんし栄養もかなり必要です。どうしても稚魚(ちぎょ)用のエサが手に入らなければ、普通のめだかのエサをすりつぶして、ほんの少しだけあたえてください。あるていど大きくならなければ、大人のめだかと同じ水そうに入れることはできません。食べられてしまいます。自分も赤ちゃんめだかを水そうに入れて、いっしゅんのうちに食べられてしまった経験があります。
めだかの観察をしたことをレポートにまとめましょう。大きな紙にイラストといっしょにかくと見やすいでしょう。オス、メスの数や水の温度、いつ卵をうんで、何個、別な容器にうつしかえたか、どのくらいで卵から赤ちゃんが生まれたか、水をかえるときに注意したこと、その他の気づいたことなどをまとめましょう。めだかの世話をしていて、あれば便利だな〜と思ったものなども書きこんでおくといいでしょう。