僕らの地球・地球温暖化教室

酸性雨が降る原因とは?

酸性雨の仕組みは、工場や自動車から排出される大気汚染物質が、雲となり、それを含んだ強い酸性の雨が降ることを言う。
よって、酸性雨の原因は、大気汚染物質であることがわかる。
では、大気汚染物質とは、なんなのか?硫黄酸化物(SO2)と窒素酸化物(NOx)が主な原因物質である。
これらは、工場や火力発電などから出る硫黄物を燃焼すると、硫黄酸化物となり、火山の噴煙などにも含まれる。ボイラーや焼却炉といった窒素化合物が酸化されたものが窒素酸化物であり、自動車の排気ガスもそのひとつ。
この他にも有害大気汚染物質を出すものがたくさんある。そういったものが、雲になり酸性雨となって、地上に降るのである。
これ以外の有害汚染物質としては、非メタン炭化水素、メタン、アンモニア、一酸化炭素(CO)、塩化水素などもある。この他の原因としては、中国大陸からの大気汚染物質が飛来してきていることも原因のひとつ。
中国の工業化は増加しており、それに伴って、使用しているエネルギーとなっている石炭や石油などの燃焼による大気汚染物質が多く含まれているのです。
その結果、大気中に含まれている大気汚染物質が、偏西風などの影響で、日本へと流れてきているのが現状です。

酸性雨について

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