雨が殆ど降ることなく、高温による乾燥のため草木が全く育たず、一面が砂の景色である地域を砂漠といいます。
有名な砂漠にはアフリカのサハラ砂漠、中国のタクラマカン砂漠、北アメリカのソノラ砂漠、オーストラリアのグレートサンディ砂漠などが挙げられます。
現在これらの砂漠を中心に世界中の各地域で砂漠化が進んでおり、砂漠化の原因を調査し対策が練られていますが、大きな成果はまだ得られていません。
現在でも徐々に進んでいる砂漠化は私たちも知らぬ顔で過ごすことができないほど深刻化しています。砂漠化の原因から私たちの日常生活でできる砂漠化防止への取り組みなどについて探ってみましょう。
砂漠化とは、草木の育っている健康な土が、雨が降らず枯れ果ててしまい、終いには乾燥して、植物が育たなくなる土のことをいいます。
また、土壌の浸食および塩類集積も砂漠化をもたらす原因になっています。
1996 年 12 月に発行された「砂漠化対処条約」の第一条に「砂漠化とは乾燥もしくは乾燥の程度の弱い半乾燥、および乾燥半湿潤地域における気候上の変動や人間活動を含む様々な要素に起因する土地の劣化」と、難しく書いていますが、要は砂漠化の原因は気候と人間ですよ、砂漠化とは土地の劣化ですよ、ということが書かれています。