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ダイヤモンドの陰影ダイヤモンドは永遠の輝き、というのはダイヤモンド販売会社のキャッチコピーです。ダイヤモンドという鉱物の特徴を言いあらわすのに、ピッタリの名コピーと言えるでしょう。さて、この言葉に代表されるように世間一般でのダイヤモンドと言うのは光り輝く希少な宝石というイメージではないでしょうか? しかし実際のところ、ダイヤモンドそのものはそれほど希少という訳ではありません。このサイトでは、神秘のベールに包まれたダイヤモンドという「鉱石」についてお話していきます。 鉱物としてのダイヤモンドダイヤという鉱石は珍しいものの、それほど希少というものではありません。もしも宇宙に飛び出せば、宇宙空間にはそれこそ星屑のように転がっているとされているくらいです。 しかし、それはあくまで極小クラスの話であり、大きなものは非常に珍しいものになります。宝石として考えるなら、大きければいいと言う単純な話でもないのですが、ダイヤモンドくらい、大きさや品質で扱いが変わる鉱物も珍しいと思います。 ダイヤと宝石宝石、アクセサリーとして活用する場合には、さらに不純物の有無、色合い、キズなどについても審査され、一定基準をクリアしなければ、宝石として認められず、工業用にまわされてしまいます。 現在流通するの5~7割方は工業用として回されます。つまり、ダイヤモンドという鉱石はさほど珍しくないにしろ、宝石として活用できる品質のものは珍しい、ということですね。 鉱石ダイヤモンドを宝石としてではなく、あくまで鉱石、鉱物としての視点から考えていきます。ダイヤモンドという鉱石がなぜ珍重されるようになったのか、人類との歴史はどのようなものであったのか…など、ダイヤモンドと人間とのかかわりについてお話して行きましょう。 ダイヤモンドと言えば、美しい、高い、最高の宝石…等といったイメージがあるでしょう。その他にも世界で一番硬いといった“鉱石”としてのイメージがあります。確かに、自然界でダイヤモンドに勝る硬度の物質は存在しません。ところが、ダイヤモンドは硬いわりに意外ともろいという側面があります。衝撃の加え方によっては、かなづちで叩いただけでも割れることもあります。これは「モース硬度」は高いものの、靭性などは低いというダイヤの特性によるものです。 ダイヤモンドの陰影光り輝くのがダイヤモンド。そして、輝くものには必ず影が出来るものです。宝石として輝くダイヤモンドの影には、先人たちの苦労や、宝石として認められずに工業用としてまわされる“くず”ダイヤモンドなどの影があるのです。このサイトではそうした「影の部分のダイヤモンド」についてお話して行こうと思います。ダイヤモンドという不思議な鉱石について、一緒に考えてみませんか? |
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