ブルーチーズ

青かびのチーズとしても有名なブルーチーズは、クセのあるものが多くちょっと苦手な人も多いかもしれません。しかし、一度はまってしまうとそのクセのある味や香りが病み付きになってしまうのがブルーチーズです。世界三大ブルーチーズのゴルゴンゾーラ・スティルトン・ロックフォールなどがあるように世界中でも好まれているチーズの魅力とはいったいなんでしょう? ブルーチーズに挑戦したいと思っている人やちょっと苦手…と思っている人でもブルーチーズに馴染みやすく食べられるレシピがあります。ブルーチーズの魅力を味わってみましょう!


ブルーチーズについて

通常ブルーチーズと呼ばれているのは、チーズの中に青かびを発生させて熟成させる「青かびタイプ」のチーズのことです。刺激の中に滑らかな口当たりのものが多いのですが青かびというのが見た目にも強烈な印象を与えるため初めはなかなか勇気がいるかもしれませんね。

ブルーチーズの青かび

チーズの切り口から見える青かびの色から「ブルーチーズ」と言う名前が付いたことは容易に想像できます。ブルーチーズの切り口が大理石のような美しいマーブル模様になっていることでも有名です。このブルーチーズに使われている青かびは、「ペニシリウム・ロックフォルティ」という青かびを使ってチーズの内部に青かびを発生させ中から熟成を進めていきます。青かびを付着させる方法には2種類ありはじめからミルクに混ぜ込んでしまう方法と、凝固したミルク(ホエー)に振り掛ける方法があります。どちらも青かびが発生して熟成が進むためには、空気が必要ですのでブルーチーズの中には青かびの生えた小さな空洞が沢山開いています。塩分が高めに含まれているものが多いため、そのままでマリアージして楽しむこともありますし、パンに塗ったりドレッシングやディップソース、ちょっと独特のチーズケーキなどにして食べられることもあります。

世界三大ブルーチーズ

世界中にある青かびタイプのチーズの中で、世界三大ブルーチーズと呼ばれているチーズがあります。フランスのロックフォール、イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトンです。中でもロックフォールは大変古くから作られているチーズで、偶然ロックフォール洞窟に置き忘れたパンとチーズを取りに戻ったところ青かびの生えたチーズが出来ていたことが、始まりと言われています。その後も洞窟を利用して青かびチーズを熟成させることも多く、中には「洞窟チーズ」と呼ばれているものもあります。ロックフォールは世界三大ブルーチーズのなかで唯一羊のミルクを使ってつくられています。イタリアのゴルゴンゾーラには、青かびの熟成具合によってカビと刺激の強い「ピカンテ」と刺激の少ない「ドルチェ」があり、通常ゴルゴンゾーラとして使われているのは「ピカンテ」であることが多いようです。イギリスのスティルトンは刺激も強すぎず口当たりもしつこくないのでブルーチーズの中では大変食べやすいタイプと言えます。

初級ブルーチーズレシピ

ハチミツや果物を使うとブルーチーズのまろやかさが際立ち、クセのある香りや刺激が軟らかくなります。ブルーチーズがちょっと苦手、と言う人や初めて食べる人にはお勧めの食べ方です。ブルーチーズはどのタイプを使ってもかまいませんが、初めは食べやすいゴルゴンゾーラやスティルトンがお勧めです。

レーズンとブルーチーズのディップレシピ

材料

ゴルゴンゾーラ 50g

生クリーム 20cc

レーズン(らむ漬けのもの) 20g

作り方

  1. ゴルゴンゾーラを細かく砕いてボールにいれ、生クリームを少しずつ加えながらヘラで練り合わせていきます。ゴルゴンゾーラの塊がなくなって滑らかさがでるまで丁寧に練ってください。
  2. ボールにレーズンを加えて混ぜ合わせて出来上がりです。にんじん・セロリ・ブロッコリーなどの野菜スティックにつけて食べると美味しいですよ。

ブルーチーズとクラッカーのお菓子レシピ

材料

スティルトン (1個)3~5g

マーマレード 適量

ブルーベリーシロップ漬け 適量

ミントの葉 適量

くるみ 大きめのもの 適量

メイプルシロップ 適量

クラッカー(プレーン) 人数分

作り方

  1. スティルトンは出来るだけ細かく砕いておきます。上手く崩せない場合は包丁で刻んでもかまいません。
  2. クラッカーに1個3~5g分のスティルトンを乗せます。
  3. マーマレードにはハチミツ、ブルーベリーとミントの葉を刻んだもの、くるみとメイプルシロップを組み合わせてスティルトンの上に乗せ手完成です。クラッカーの変わりにフランスパンを軽く焼いたものでも良いと思います。

中級ブルーチーズレシピ

ちょっとブルーチーズになれてきたら、大きめのブルーチーズを使ったデザートはいかがでしょう。デザートとしても、加熱してパスタソースとしても使えて、クセを和らげ滑らかな口当たりのハチミツを使ったレシピです。

ゴルゴンゾーラのハチミツがけレシピ

材料

ゴルゴンゾーラ 100g

ハチミツ 50g

りんご 1/4カット

作り方

  1. ゴルゴンゾーラは小さく食べやすい大きさにカットします。熟成度が均等になるようにケーキのような形にカットしましょう。りんごはスライスして食べやすい大きさにカットしておきます。
  2. お皿にゴルゴンゾーラを並べりんごをチーズの上に乗せたら、ハチミツを全体にかけて完成です。

ゴルゴンゾーラのハチミツがけのアレンジレシピ

りんご入れずに、生クリーム80cc、牛乳80ccを使ってゴルゴンゾーラと蜂蜜5g、塩コショウで、ゴルゴンゾーラのパスタソースを作ることが出来ます。ショートパスタやペンネにも良く合うパスタソースに仕上がりますので是非試してみてください。

上級ブルーチーズレシピ

ブルーチーズになれてきたら、マリアージュに加えてみるのが上級といった感じですが、なかなかないブルーチーズの料理にチャレンジしてみるのもお勧めです。

ブルーチーズ茶碗蒸しレシピ

材料

お好みのブルーチーズ 25g

卵2個

鶏のだし汁 300ml

ささみ 1枚

シイタケ (スライス)12枚

三つ葉 少々

塩・醤油 少々

作り方

  1. ブルーチーズは細かく刻んでおきます。ささみはゆでて、8等分しておきます。
  2. 卵をボールに入れて溶き鶏のだし汁を少しずつ加えながら混ぜていきます。塩・醤油で味を調えたらザルを使って濾しておきます。こうしておくことで滑らかな出来上がりになります。
  3. 蒸し器をセットしておきます。
  4. 茶碗蒸しの容器に刻んだブルーチーズ・ささみ・シイタケを入れます。そこに濾した卵を静かに流しいれます。
  5. 蒸し器に茶碗蒸しを入れ、強火で3~4分蒸したら、弱火で10分程蒸します。蒸しあがったら残ったブルーチーズと三つ葉を上からのせて完成です。

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