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レタスチャーハンレシピ
一般的なチャーハン(炒飯)の食感は、卵はフワフワ、ご飯はホロホロという感じですが何か一味足りない印象を受けます。そこに登場する食材がレタスです。レタスチャーハンは、普通のチャーハンにはない瑞々しさと歯ごたえを持つレタスを加えたことで、さわやかな味わいになっているのです。
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レタスチャーハンの栄養価は
炒飯は、完全栄養食といわれる卵とエネルギーの源であるご飯の組合せで必要栄養素を取れると思われがちですが、足りないものがあります。それはビタミンCと食物繊維です。ビタミンCには肌や体調を整える効果がありますし、食物繊維には体内のミネラルバランスを整え成人病を予防する働きがあります。卵やご飯はビタミンやミネラルを豊富に含んでいますが、緑黄色野菜に含まれるビタミンCや食物繊維が不足しているのです。
レタスチャーハンの優れたところは
炒飯を食べていて感じるのは、しょっぱさから来る喉の渇きです。この喉の渇きは塩分を摂取することで身体が水分と塩分のバランスを取ろうとすることで起こります。この喉の渇きは料理を食べる上では邪魔になるものです。料理の味の余韻が飲み物で洗い流されてしまい、食欲に繋がらないのです。しかし、レタスチャーハンは組成の99%が水分で出来ているレタスを使っているので、喉が渇きにくく味が飲み物に邪魔されにくいという利点を持っているのです。
レタスチャーハンの美味しさは
レタスチャーハン(レタス炒飯)はまず、「目で見る美味しさ」を持っています。卵の黄色とご飯の白に、レタスの緑が映えるのです。第二の美味しさは「食感」です。チャーハンはするすると喉を通り抜けていく柔らかい料理で、食べている時は思っているよりも噛まないものです。しかし、噛まなければ喉を通らないレタスが加わったことでご飯もよく咀嚼することになり、味をよく感じることが出来るのです。第三には「しつこさのない美味しさ」です。瑞々しいレタスは、炒飯全体の味わいを穏やかにしてくれるのです。これらの美味しさがレタスチャーハンを美味しくしているのです。
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レタスチャーハンのレシピ
それでは、実際にレタス炒飯を作っていきましょう。
レタス炒飯の材料(二人分)
- 卵 …… 二個
- ご飯 …… 茶碗三膳分程度
- ネギ …… 四分の一ほど
- レタス …… 葉三枚程度
- 塩・こしょう …… 少々
- 醤油 …… 少々
- 油 …… 大さじ二杯
レタス炒飯の作り方
- 材料の下ごしらえから始めます。レタスは食べやすい大きさよりも小さめに手で千切ります。包丁を使うと変色してしまうので、レタスは手で千切ったほうがいいです。
- ネギは小口切りまたはみじん切りにします。
- ご飯は調理前にラップを掛けないで電子レンジで加熱するなどして水分を飛ばしておきます。
- フライパンに油を引いて全体に油を回したら卵を入れて半熟状態にします。
- 続けてご飯を投入し全体に卵を絡めるようにかき混ぜながらダマになっているご飯をほぐしていきます。
- 全体的にパラパラとなってきたらネギを入れてさらに炒めます。
- ネギに火が通ったところで塩を入れ醤油を鍋肌から回しかけて、香りと味をつけます。
- レタスを投入して火を止めてこしょうで味を調えて出来上がりです。
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レタスチャーハンのワンポイント
基本的には「チャーハンが出来上がる直前にレタスを入れる」のですが、レタスに火を通しすぎると水分が出てベショベショになってしまいます。なので、レタスは火を止める直前に入れてご飯の余熱で加熱するくらいにしましょう。また、塩がレタスの後に入ると塩の作用でレタスから水分が出てしまうので先に入れてしまいます。レタス炒飯のポイントは、「いかにレタスから水分を出させないか」なのです。
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