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キムチチャーハンレシピ
カプサイシンの力で脂肪の燃焼に効果を発揮し、乳酸菌の働きで胃腸を健康にするキムチは健康食品として注目されています。焼肉屋でもキムチチャーハンが取り扱われており、石焼ビビンバに並ぶ人気の高いご飯物になっています。
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キムチチャーハンの魅力は
キムチチャーハン(キムチ炒飯)の魅力は、なんと言ってもその辛さでしょう。汗をかきながらせわしくレンゲを動かし、口にチャーハンをかき込み食べるのがキムチ炒飯の醍醐味です。キムチの辛さは後を引く辛さとよく言われています。辛さは唾液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあるのです。食欲が減退する夏が食べ時といっても過言ではないでしょう。
キムチチャーハンを支えるキムチ
キムチは、日本の漬物などと同じく野菜を乳酸発酵させた漬物の一つです。キムチは一次発酵させた野菜を唐辛子などで漬け込んで二次発酵させて作るのです。漬物には乳酸発酵によって、野菜のビタミンが増加して栄養価が高くなるという利点があります。また、キムチに使われる唐辛子には高い殺菌作用があるので、長期保存する漬物にはぴったりの香辛料と言えます。韓国の土壌で栽培される唐辛子は、他の地域に比べて辛味に丸みがあるといわれています。
キムチチャーハンに合う具材は
キムチ炒飯を家庭で作るとなったら、キムチ以外の具材をどうするかということがまず出てくると思います。韓国料理でキムチと一緒に食べられることが多いのは焼肉をはじめとする肉料理なので、肉を合わせるのが常道であると考えられます。肉以外には、キムチの匂いを消すためににんにくを加えます。にんにくの強い匂いでキムチ独特の匂いをマスキングするためです。
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キムチチャーハンのレシピ
キムチチャーハンの材料(二人分)
- 卵 …… 二個
- ご飯 …… 三膳分
- ネギ …… 四分の一
- キムチ …… 200グラム
- 豚バラ肉 …… 4枚
- にんにく …… 一かけ
- 塩・こしょう …… 少々
- 醤油 …… 少々
- 油 …… 大さじ二杯
キムチチャーハンの作り方
- キムチは細かく刻み、豚バラ肉は食べやすい大きさに切り分けておきます。
- 加熱したフライパンに油を引き、刻んだにんにくを入れて香りを移します。
- にんにくがキツネ色になってきた頃合に豚バラ肉を入れて火を通します。
- にんにくが焦げ付かないうちに豚バラ肉と一緒に皿に引き揚げておきます。
- 油の残ったフライパンに溶き卵をいれ、半熟状態になったところでご飯を投入し卵を絡ませます。
- ご飯がパラパラに炒まってきたところでネギとキムチを投入し炒めます。
- 香りが立ってきた頃に先ほどのにんにくと豚バラ肉をフライパンに戻し、再度炒めます。
- 全体的に火が通ってきたら塩・こしょうで味付け、醤油を鍋肌で焦がしながら香り付けして、皿に盛り付けて出来上がりです。
キムチチャーハンのワンポイント
キムチは水分が多いので、先に炒めてしまっても構いません。キムチの汁にはアミノ酸やグルタミン酸が含まれていて、旨味の素となっているのです。ですので、塩・こしょうは通常のチャーハンを作るときよりも控えめにしてしまって構いません。また、にんにくは包丁の腹でつぶしてから刻むと香りが出やすくなります。
キムチチャーハンにもうひと工夫
キムチ炒飯をもっと美味しくする工夫を加えてみましょう。レタスの代わりにサンチュを加えたり、肉を牛カルビにして韓国風キムチ炒飯にしたててみたりしてもいいですね。他には刻んだシソや青海苔をトッピングしたり、ニラを具材に加えたりゴマ油を仕上げに入れても美味しくなります。また、家庭での焼肉のシメにキムチ炒飯を作ると言うのもありです。この場合は肉を焼いていたホットプレートの上で作るので、具を先に炒めてから卵かけご飯を投入して作りましょう。
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