四川料理の達人たちは食材だけではなく、調味料にも非常にこだわります。料理に欠かせない調味料といえば塩です。四川料理に使われる塩は、四川産の塩特に「自貢」(四川省の町の名前)の塩を一番使います。
「自貢zigong」は、「1000年塩の故郷」という美称を持っていて、四川料理には自貢で取れた塩が一番合うそうです。「自貢」市は、1900年前から井戸から塩を取る技術を持っていました。長年の研究と実践を経て自貢塩の開発技術は、輝かしい功績を遂げました。
自貢の塩
自貢には塩の歴史と開発遺跡、塩の文化に交わる文物が数多くあり、観光資源になっています。近年、自貢は「塩文化スポット」として多くの観光客を引き寄せています。自貢の塩産業は、中国の清の時代に一番盛んでした。当時、中国全土の商人たちは自貢の塩を求め自貢に集まりました。自貢の塩は、井戸から取れた塩なので大変珍しいとされています。井戸塩は、海で取れた塩よりミネラルが豊富で栄養が高いのです。また、井戸塩を取るには資本金が沢山かかる他、高い技術も必要であり井戸塩の値段は普通の塩に比べ遥かに高いです。自貢の塩は、中国の塩産業の中でとても重要な位置を占めていて、全国の井戸塩の3分の1は「自貢塩」です。